松葉庵のテラスから見る明石海峡と、明石海峡大橋は、空気が澄んでとても綺麗です。

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まもなく来るかも知れない景気の変化は、早く予想して対処できると、大きな成果に繋がりそうです。 淡路/松葉庵/明石海峡大橋/経済/株

寒い日は空気が澄んでいるのか、松葉庵から見る明石海峡大橋は、とても綺麗に見えます。

先週から始まった世界同時株安は、東京市場ではどのように展開するのか、とても興味があります。

寒いので、外に出ないでこたつに入りテレビを見ていると、20代の時から株式投資を始め、わずか1年で100万円の元手で1億円にまで資産を増やし、その後も株の売買で20億円の資産を築いた人の話が紹介されました。

テレビ局の取材では、神王リョウさんの最近の暮らしぶりを紹介していました。

彼の投資方法は、投資した銘柄が2%下がったら売りで、10%上がったら売りで、全てルール通り、機械的に売りを決めているそうです。

テレビのインタビューでは、どんなお金の使い方をしているかを取材していました。

タワーマンションの一室に住んで、その部屋に入っていくと、衣装部屋の服は全てシャネルで揃えていました。

こたつでウトウトしていた奧さんも、このシャネルブランドで固めている神王リョウの話になると、うたた寝をやめて見ていました。

株式投資をしている人は沢山いても、20代で20億円、30代で30億円の金融資産を築ける人は、ほとんどいません。

テレビを見ながら考えるのも、この人と私との違いは一体何かという事です。

私の場合は銘柄を考えて株式を購入すると、その銘柄に情が湧いて、銘柄よりも会社のことや、経営者の事に興味が移り、調べれば調べるほど、情が深くなってくることがあります。

何%下がったら、機械的に損切りとか、何%上がったら機械的に利益を確保するような投資方法は、これまで出来てません。

10%上がったら利益を確保するよりも、10%上がると、もっと上がれ、まだまだ上がると、力んでしまいます。

こうなると、特定の銘柄についつい足を取られてしまい、ネットサーフィンのように次から次へと、気の向くまま乗り換えるような器用なことが出来ないことです。

2月の明石海峡は、風も強く寒そうで、海で漁をしている船は見当たりません。

3月になると、明石海峡や播磨灘ではイカナゴ漁が始まります。

あと僅かで冬から春に変わる、季節の変わり目が近づいています。

季節の変わり目は読めても、景気の変わり目は読めるでしょうか?

何となく、株式市場の先行きに対する警戒感は、感じています。

その為、持ち株を減らし、現金比率を高めています。

経済を勉強し、経営を学んで、それなりの知識を深めても、思うような成果が積めるかと言えば、そうでもなく、問題なのは感情との闘いです。

株価は下がれば、戻りを期待してしまい、株価が上がればもっと上がると欲張ってしまい、こうすればいいと分かっていても、その通りにはいきません。

これはほとんどの人がそうなので、神王リョウさんのような、感情を捨てて機械的に売買が出来る方が少数派なのです。

なんとなく景気流れの節目を感じています。

その根拠となるのが、テレビ・新聞。雑誌などで、株価の上昇が騒がれ始めると、危険水域に近づいている事は経験的に分かります。

今株式を買わないと損をするといったムードまで、マスコミが騒ぎ出したらその辺りが天上近しです。

こたつから出て庭を廻ってみると、庭の芝生は冬枯れをしています。

冬枯れの芝生には、水まきは必要有りません。

寒い中で庭の手入れをする気持ちにもなれず、庭に出てみたものの、またすぐに部屋に戻りました。

この状況は、株は下がると思いつつも、株式市場に出て、空売りまでしかける事が出来かねる今の状況とよく似ています。

部屋に戻って、こたつに入って、ピョンチャンオリンピックの報道を見ている方が楽です。

しかし、これから経済の大きな節目が変わるときに、こたつに入った状態では、大きな成果はつかめません。

2018年2月12日(木)