リバティ神戸動物病院に、りんりんが緊急入院しました。点滴、レントゲン、採血の処置と検査がありました。

リバティ神戸動物病院に、りんりんが緊急入院しました。点滴、レントゲン、採血の処置と検査がありました。

2007年1月30日(水)家に帰ると、先に帰宅した奥さんは、心配そうな顔をしています。どうしたのでしょう?そういえば、いつもは飛んでやってくるりんりんが来ません。どうしたのか見てみると、床の座布団の上でぐったりしていました。

家に帰ると、りんりんがぐったりしていました

話し掛けても動こうとしません。「食べるものなら反応するだろう」と思って、おやつを出してみても、動こうとしません。奥さんの話では、1時間ほど前に帰宅したときには、もうりんりんがぐったりしていたそうです。

とてもしんどそうに、ぐったりしているので、松葉博雄は、奥さんと相談して、「どうしようか」と迷います。

家に帰ると、りんりんがぐったりしていました

りんりんが、容態を悪くするようなことは考えられないので、ひょっとすると、とんでもないことが起きているかもしれません。

知り合いの獣医の先生に電話して、相談してみることにしました。と言っても、りんりんから、容態を聞く訳にはいかないので、今起きている状況を伝えるだけです。

ひょっとすると、手足が骨折して、立てないのかもしれません。もし、骨折だったら、大変なことです。骨折だったら、外見上は変わったこともないし、立てないのも納得できます。

獣医の先生には電話が繋がりませんでした。そうなると、素人判断で、様子を見るか、病院に連れて行くか、どちらかです。

以前、りんりんが、ガンの疑いが起き、手術を受けた病院に、行くことにしました。

家に帰って、すぐのことなので、まだ、松葉博雄は、ビールを飲んでいません。

今だと車の運転はできるので、奥さんは、タオルにりんりんを包んで胸に抱き、松葉博雄は車の運転をして、急遽りんりんを病院へ連れて行くことにしました。

病院に着いても、ぐったりするりんりん

家の近くの「リバティ神戸動物病院」で診てもらうことにしました。

病院に着いても、ぐったりするりんりん

病院に着くと、診察台に上がり、すぐに先生に診察してもらいました。

病院の壁には、たくさんの種類の犬のポスターがあります

とても清潔感のある病院で、壁にはたくさんの犬の種類が描かれたポスターもありました。

病院の壁には、たくさんの種類の犬のポスターがあります

まず、先生は、目を調べ、口を開けて口の様子を調べます。お腹を触って、腹部も触診しています。りんりんは、しょんぼりして、嫌がる様子もありません。

とても清潔感のある病院

りんりんが、「ここが痛い、あそこが痛い」と言ってくれれば、どこが悪いのかを調べられるのですが、りんりんは、しょんぼりしているだけで、何も言いません。

思い当たることが、1つあります。それは、りんりんが、家族の留守中に、何かを食べたか、飲んだか、口に入れたかです。これだと、胃洗浄になります。

とても清潔感のある病院

獣医の先生は、体重を量り、体温を計測しました。体重は6.5キロ、体温は39度1分で、特に異常はありません。いよいよ、レントゲンで内部を調べることになります。

奥の部屋のレントゲン室にりんりんを抱いて先生は、部屋を移動しました。松葉博雄と奥さんは、ただただ無事を祈るだけで、何も出来ません。いったい、りんりんの体には、何が起きたのでしょうか?

レントゲンを撮った後は、血管確保と言って、電気髭剃り機を持ってきて、りんりんの左手の腕の前の部分を除毛し、血管が見える状態まで皮膚の除毛をしました。

除毛が出来ると、アルコールで何度も腕を消毒し、点滴をするための血管を確保しました。

テープをグルグルっと何度も巻き、注射針が抜けないように、固めていきます。りんりんは、助手の方に口を上向きに上げられ、体重をかけて、りんりんが抵抗できないように抑え込みます。

注射をされる、りんりん

りんりんには、抵抗する気持ちはまったくありません。むしろ、先ほどから始まった、治療や検査の前に体が震えて、少しずつ前途の不安を感じているようです。耳を澄ませば、「ボク、もうダメみたい」と言っているように聞こえます。

注射をされる、りんりん

りんりんを励ますために、声を掛け、りんりんの体に触れて、体温を伝えます。こういうときには、家族の温かい思いやりが必要です。

オーナーのおねえちゃんには、電話で連絡済です。病院の勤務のため、すぐ抜け出すことができません。それまでに、りんりんの容態に急変することがあれば、どのように話を伝えようかと、奥さんはハラハラしています。

血管確保ができると、採血が始まりました。

採血は、すぐに自動分析器に掛けられ、現在の体の状況を血液の中から探り出して、数値になって出てきます。

レントゲンを診察台のパソコン画面から先生の手で画像にされ、りんりんの体をレントゲンを通して、先生が見ています。

血が出ても、りんりんは男の子なので、ぐっと我慢です

目の前には、生々しいりんりんの骨格が、黒い画面に白く、まるで、骨だけの犬のように描き出されています。

注射針を刺すときは、動かないように、看護師さんが抑えてくれています。りんりんは痛いのを我慢しています。

血が出ても、りんりんは男の子なので、ぐっと我慢です

注射をすれば、当然、血が出てきます。少し血が出てしまいましたが、りんりんは男の子なので、ぐっと我慢しています。というより、もう、動けないのです。

レントゲンの診察と合わせて、血管確保の次のステップとして、点滴が始まりました。

点滴となると、5分10分では終りません。ゆっくり、ポツポツと、点滴液が落ちていくので、2時間ぐらいは掛かりそうです。その間、りんりんは、じっと我慢をしないといけません。

怖さと不安でいっぱいのりんりん

松葉博雄と奥さんは、「りんりんの容態に何かあったら…」という心配をしていますが、当のりんりんは、怖くて怖くて、注射はされるし、針は抜いてくれないし、「この先どんなになることやら…」と、心配しています。

怖さと不安でいっぱいのりんりん

先生に尋ねてみました。「ワンちゃんに、注射をするときは、抵抗するワンちゃんもいるのですか?」と尋ねたところ、「いますよ。注射をさせない犬もいますよ、りんちゃんは、お利口ですよ。ねぇ、りんちゃん。」と言って、りんちゃんの頭を撫でてくれました。

点滴中に励まされる、りんりん

この先生の一言で、松葉博雄と奥さんは、ほっとしました。こんなにりんりんがいい子だなんて、知りませんでした。怖がっていることは、体が震えて分かっていますが、抵抗しないで、じっと我慢しているのは、偉いと思います。

壁の高いところに袋に入った点滴液を吊るして、りんりんに栄養とお薬が入っていくようにしています。「もう少しだからね」と励まされると、「うん…」と言っているようです。

点滴中に励まされる、りんりん

点滴をしている間に、先ほど撮ったお腹のレントゲン写真を診てもらいました。りんりんは、「先生、ボク、大丈夫?」と、どこが悪いのか心配そうにしています。

オーナーのおねえちゃんは、今、大学院で研究をしています。医学の研究は、一人だけでなく、チームで共同して、夜遅くまで、研究活動が続いているため、自由に研究室からりんりんのところに駆けつけることができません。

点滴が少しずつ効いてきた、りんりん

しかし、りんりんの容態は心配です。そこで、9時頃、緊急事態ということで、同僚に役割を代わってもらい、駆けつけてきました。

これまで、不安だったりんりんの表情に、明るさが出てきました。おねえちゃんが、目の前にやってきて、体に触れてくれたので、元気になったみたいです。もちろん、点滴が少しずつ効いていることもあります。

点滴が少しずつ効いてきた、りんりん

最近のレントゲンは、フィルムをフォルダに掛けるのではなくて、パソコンの画面で見ることができます。

りんりんのお腹の様子を見た先生のお話では、「りんりんちゃんは、便秘ですね」ということです。

そんなことはないはずです。毎朝、ちゃんと散歩中に済ませています。

りんりは、便秘状態?

ところが、りんりんのお腹のレントゲン撮影では、15センチほど便秘の状態になっています。おかしいですね?

りんりは、便秘状態?

検査の結果、りんりんは緊急入院をすることになりました。

このまま、帰っても、容態変化がありえるので、このまま点滴が完了するまで、ここにいた方が良いのです。

しかし、もう夜の9時を過ぎています。このままずっと、病院にいるわけにはいきませんので、りんりんのためにも、点滴を続け、容態を観察することに同意しました。

入院の書類を書き、手続きをして、りんりんを病院に残して帰ることになりました。

りんりんは、とても寂しそうな顔をしていましたが、「ボク、寂しいけど、がんばるね」と言っているようでした。

帰るときに、今日の緊急受け入れの清算をします。さて、ここまでの段階で、りんりんの治療費はいくらかかったと思いますか?