「最後の晩餐」といえば、何がいいですか?炊き立ての白いお粥と梅干と紫蘇

松葉博雄は、流行に敏感なのか、今流行の風邪に感染してしまいました。

先日の、社内行事でのカニツアーのときも、ぐったりしていました。

12月の忙しさは、毎年、経験しています。

どうして12月が忙しいかといえば、昔から商売は掛売りが中心で、1年に2回清算をします。

その時期が前期が、お盆の時期で、後期が年末となります。そこで、忙しいことの例えで、「盆と正月が一度に来たような」と言います。

このような、休めないときに、風邪の菌は、休まないで体の中で遠慮なく活躍してくれます。そこで、食欲は落ちて、身体はげっそりとしてしまいます。

このようなときに、肉や魚、豪華な食事、フランス料理、中華料理、イタリア料理が並んでも、箸を運ぼうと意欲がわかないのです。

 

みなさんは、元気なときに、まだ食事ができる体力があるときに、何か食べさせてあげると言われると、いわゆる「最後の晩餐」に何を選びますか?

これが、「最後の晩餐」となるわけではないのですが、奥さんにお願いして、お粥を炊いてもらい、和歌山の梅干を上に置いて、梅干を噛み締めながらお粥をいただきました。

 

これが、とってもおいしいお粥で、白い炊き立ての、少し煮汁が出たお椀には、大粒の梅の実が乗っていて、紫蘇の葉も少し付いています。

この紫蘇の葉を箸で少し、お粥の中で洗うように揺すれば、お粥の味は甘酸っぱい味と香りがしみ込んで、もう一杯と言いたくなるほどおいしいお粥をいただきました。

風邪のせいで、おいしいお粥を食べられたのかと思えば、風邪にも御礼を言わないといけないし、お粥しか食べられなくなったのは、風邪のせいだと思えば、風邪を憎む気持ちになるし、難しいところです。

 

2006年12月17日(日)