岡山の日本料理「穂浪」と、「たんぽぽ」の鯖寿司、後楽園、備前焼、桃太郎が岡山名物でした。

今日は少し遠出になります。ドライブの先は、岡山市です。

岡山備前の旅

神戸から岡山に行くには、阪神高速道路を通って、姫路から播但道に移り、山陽道に入る方法があります。

岡山備前の旅

もう一つは、六甲山を超えて、中国道の西宮北口から入り、途中で山陽道へ移る方法があります。どちらも、一長一短あります。

岡山備前の旅

神戸の六甲山超えのルートを今日は取りました。比較的ゆっくり走って、安全運転をすれば、岡山市の市街地までには、およそ2時間半です。

備前、岡山は、米どころです。備前米と言われています。しかし、最近では、工業地帯に畑はどんどん変わり、ブランドが通るほどのお米は、あるでしょうか?

岡山備前の旅

お昼の食事は、日本料理「穂浪」です。夜に来れば、きっと高いのでしょうが、お昼は、メニューは遜色ないのに、価格はお手ごろ値段になります。

岡山備前の旅

岡山には、備前焼という焼き物があります。人間国宝が作る備前焼は、何百万円もするそうです。

岡山備前の旅

備前焼は、素朴な風合いで、元々は大きな甕から始まったようで、この甕は、生活用品に使われ、土中にも埋まっていたようです。それが、ひょんなことから発掘されると、とんでもない値段が付いてしまうのです。

岡山備前の旅

今日のお昼のメニューは、穴子飯です。

岡山備前の旅

瀬戸内海の穴子は、三原でもよくいただきました。身のしまった穴子を炭で焼いて、醤油たれをかけるだけで、ご馳走になります。

岡山備前の旅

それと、岡山の祭寿司に、よく出てくるのが、鰆(サワラ)です。

岡山備前の旅

鰆の味噌漬け、鰆の粕漬けなどが、春を告げる魚として、贈答品に使われています。

岡山備前の旅

穂浪の入口は、細い路地を抜けるような、京都でよく見られる料亭の作り方です。両脇が板を炭で焼いて、黒壁の様子を作り、小さな植え込みを配して、玄関に向かうT字型の角には、石の手洗いが、そっと置いています。

岡山備前の旅

ドライブなので、ビールを飲むこともできず、ご飯だけ食べると、なんと早いことか。ビールのない食事は、すぐに終わってしまいます。穴子飯のお昼定食は、1890円でいただけました。おいしくて、おかわりもできるのですが、肥満防止のためか、おかわりをする人は少ないようです。

岡山備前の旅

岡山の町を歩けば、マンホールの蓋は、桃太郎の絵柄です。本当に桃太郎がいたとは思いませんが、岡山では桃太郎が有名です。

岡山備前の旅

犬と猿とキジを連れた桃太郎は、鬼が島に渡り、鬼退治をして、財宝を持ち帰り、親孝行したそうですが、判断を誤ると、押し込み強盗となります。

岡山備前の旅

オリエント美術館の前を通り、角の辺りの「たんぽぽ」というお店で、お弁当を売っていました。目を引くのは、「3日間いなり寿司プレゼント」です。このような文言に主婦はさっと目が行きます。

岡山備前の旅

いなり寿司は、160円ですが、買ったお弁当はバラ寿司800円、鯖寿司1300円で、総額4000円ぐらいです。160円で総額4000円のお買い物をゲットできたら、たんぽぽさんの看板も大成功です。

岡山備前の旅

包装するお店の人は、突然の注文に大喜びで、活気が出てきました。お弁当を買った後は、商店街を少し散策です。

ショーウインドウには、先ほど触れた備前焼のポスターが掲げられ、渋い色の備前焼の花瓶が飾られています。

帰りのこともあり、時間がかかるので、あまりあっちこっち見て歩くこともできませんでしたが、遠くから岡山のお城の「烏城」をチラッと見ました。

お城の周りは、後楽園と言われ、東京の野球場よりも先に作られました。

一緒に歩く奥さんも、備前焼を買って欲しいというおねだりもないので、安心して備前焼の広告の前を通って、商店街を一巡すると、また来た道を通って神戸に帰ります。

2006年10月26日(木)