プルメリアの花が温室に咲き続けています。甘い香りに鼻を近づけると、その先に蜂が止まっていました。

アルミ温室の作業は、肥料の施しです。牛糞と鶏糞を交互に、毎月草花の根本に蒔いています。

アルミ温室で、沖縄の草花を育てていると、作業は次から次へとあります。

8月下旬の温室は、閉めきった場合、最高気温は49度、最低気温は27度でした。

こんな暑い部屋に居れば、熱中症になってしまいます。

そこで、作業をするときには、開けられる窓は全て開けて、風通しを良くし、アルミ温室の温度を下げます。

アルミ温室は、熱感知器があり、25度を超えると、天窓は自動的に開くようになっています。

暑さ対策として、遮光ネットをかけています。

そのおかげで、頭上からの直射日光はあたりません。

温度が上がると、沖縄の草花は、大喜びです。

プルメリアの花は、今満開のように咲いています。

沢山咲くと、とても甘い香りが温室の中に漂ってきます。

ハイビスカスの花は、わずか一日でしぼんでしまいますが、プルメリアの花は1週間ほどは咲き続けてくれます。

一つの花が咲き終えても、次に新しい花が咲いて、ここ最近はプルメリアの花が途絶えることはありません。

奧さんと私の今日の作業は、毎月一回の肥料を、草花の根本に施すことです。

肥料は、牛糞と鶏糞を交互に使います。

鶏糞も牛糞も、発酵させているので、糞の臭い臭いはしません。

安心して、アルミ温室に施しても、大丈夫です。

次の作業は、カズラ類が伸びて、アルミ温室の天井に届き、さらに天井から天窓を伝わって、外にまで伸びていっているツタを、引き留める作業です。

あまりツタが伸びすぎると、自動開閉の窓が、ツタが絡まり、動かなくなると大変です。

なんだか子どもの教育みたいで、伸びようとしているのに、伸びてはいけない部分は矯正するような行為をしています。

長い時間上を見て作業をしていると、首がだるくなります。

ミケランジェロは天井の壁画を描くのに、何年も首を上に向けていたので、さぞ苦しかったことと思います。

ミケランジェロの事を思えば、私の作業は可愛いものです。

作業をしていると、蚊が寄ってきます。その為に、キンチョーの蚊取り線香を焚いています。

最近の蚊取り線香は、芳香剤を入れているのか、蚊取り線香だけの匂いだけでなく、甘い匂いも漂ってきます。

金鳥のテレビコマーシャルで、以前に、”日本の夏 キンチョーの夏”というフレーズがありましたが、確かに蚊取り線香を焚くときには、夏の雰囲気を感じます。

奧さんに手伝ってもらって、なんとか温室の作業が終了しました。

「私でも居なければ困るでしょう」と、奧さんに言われて、返す言葉もありません。