朝日新聞自分史の編集者杉山知之さんが、第一回編集会議に来られました。

杉山知之さんの意見では、多くのブログ記事は短編なので、本にするには一本の筋が必要だそうです。

朝日新聞自分史の第一回編集会議です。

会議の場所は、センタープラザビルの我が社です。

とっても暑い中を、わざわざ大阪から、藤本正人さんと、今日初めてお会いする杉山知之さんのお二人が打ち合わせに来て頂きました。

杉山知之さんは長年にわたり、朝日新聞で、記者から集まってくる原稿を、文章的に間違っていないか、内容は適切であるかなどをチェックするお仕事だったそうです。

文章を扱うプロなので、これから自分史を書くにあたり、指導を受けていくことになります。

5月24日の自分史の説明会の後、これまで書き進めてきたブログ「社長研究室」の記事の中から、いくつかのトピックに関する記事を集めて、それを素案として朝日新聞自分史の編集局へ送っていました。

その素案は、これで完成だというレベルではありません。

編集者としてのプロの意見をお聞きして、そこから書き始めるつもりです。

杉山知之さんは、私の素案となる原稿を読んで、とても興味深いと言われましたが、まだ本にするにはストーリーが整っていないという指摘です。

ブログの記事は、7500本以上になり、どれを自分史の中に取り上げようか、その選択に迷ってしまいます。

自分史としてのスタンダードな書き方は、自分自身の出生や、親兄弟の事、育った環境、幼い頃の思い出、そして社会人になり、どんな仕事をしてきたか、辛かったことや、苦労したことが入って来ます。

私の考えは、面白かったことを中心にして、ブログの中から選んでいます。

そうすると、幼い頃や、家庭環境、学生時代などが含まれていません。

生まれたときから今日までのことを延々と書き続ければ、きっと文字数は10万文字を遙かに超えて、ページ数も200ページを越えてしまいそうです。

ここで編集者の杉山知之さんとの意見交換です。

素材は沢山あるので、何に焦点を絞るのか、これが問題になります。

大学院で論文を書いた時にも、一つの論文には言いたいことは一つしか書けませんでした。

読者の事を考えると、あまりあれやこれやと展開すると、ピントがぼけてしまいます。

二時間近く意見交換をしている内に、段々と焦点が絞られてきました。

私が考えついたトピックは10本くらいですが、この中から更に絞り込んで、ストーリーを再構築してみることになりました。

杉山知之さんは文章の専門家であり、これまで何冊もの自分史を編集してきたので、今日は貴重なご意見を頂きました。

いろいろ褒めて頂いたので、やる気も出てきました。

2017年8月1日(火)