大宜味村喜如嘉地区には、芭蕉会館があり、芭蕉布から糸を紡ぐ作業を見せてくれます。

大宜味村(おおぎみそん)喜如嘉(きじょか)地区は、美人が多いので、車はゆっくり走らないと美人を見過ごしてしまいます。 第161回沖縄訪問(6)

大宜味村(おおぎみそん)の喜如嘉(きじょか)にある、アヤメのような、オクラレルカの花と水田を見た後は、この近くにある芭蕉布会館に向かっています。

人通りの少ない地域ですが、車の事故を未然に防ぐ為に、道路の脇には、あちらこちらに『美人多しゆっくり走ろう』と表示されていました。

そんなに美人が多いのなら、是非ゆっくり走って、美人とお会いしたいという気持ちになってきます。

しかし表示と違って、そんなに美しい人と出会う事がないので、車を停めて標識をもう一度読み直してみると、美人の横に小さな文字で「老いた」と注釈がついていました。

なるほど、お年寄りの美人が多いということです。

沖縄の村落には、ごく自然にブーゲンビリアの木が茂っていて、今はブーゲンビリアの花が咲いています。

ブーゲンビリアは、寒さに割と強くて、淡路島でも戸外で越冬できています。

沖縄の各地区には、共同売店があります。

共同売店は、地域のコンビニエンスストアです。

共同売店では、日常の食べ物・飲み物、日用品などが手軽に購入することが出来ます。

みんな顔馴染みのお店なので、買い物だけでなく、お店でおしゃべりをするのも楽しみの一つのようです。

どんなものが喜如嘉地区では販売されているのか、車を停めて店の中に入って行ってみました。

この地域だけのものを探してみましたが、残念ながら見つかりません。

すぐ近くには神社があって、神社に続く階段が山の頂上付近まで続いています。

階段を上って、神社に参拝してみたかったのですが、奧さんと片山正喜さんは、神社には関心がないようなので参拝は見送りです。

この近くに、沖縄ならどこにもある公民館がありました。

この地域なら喜如嘉公民館です。公民館があれば、そこには区長さんがいます。

区長さんは、この地域の代表で、皆さんのお世話をして、報酬として給与を頂けます。

大宜味村にある芭蕉布の里は、公民館のすぐ近くでした。

芭蕉布会館の近くには、芭蕉の樹が沢山茂っていました。

芭蕉の樹とバナナの樹はとてもよく似ていて、ちらっとみると、バナナやら芭蕉やら、眼が慣れないと区別が付かないくらいそっくりです。

何しろ、芭蕉の学術名は、ジャパニーズバナナですから、バナナのように実もなります。

細い路地を通って、山手に向かって100mほど進むと、鉄筋コンクリート造りの芭蕉会館が見えました。

その昔、沖縄では、庶民が着用した布地に、芭蕉布が使われていました。

しかし今では、芭蕉布を織れる人は、ごくわずかで、その製法は重要無形文化財に指定されています。

薩摩藩が琉球支配をしていたとき、税金の中の一つに、調布がありました。

調布とは、芭蕉布の事です。

奄美大島では大島紬です。大化の改新の頃、税制は租庸調・雑徭と言われていました。

米と並んで布地も税の一つで、東京の田園調布の名前のように、布を織って税として納める事を調布と呼んでいたそうです。

芭蕉会館の一階は、芭蕉で作った製品が展示されていました。

芭蕉布は、沖縄の気候に適するように、風通しが良くて、夏はとっても涼しいようです。

2階が実際に芭蕉布の工場になっていて、それを見る事が出来ます。

しかし、写真撮影は禁止なので、中の様子は撮れませんでした。

芭蕉を染色する為の木が二階の通路に積み上げられています。

木から出る色で、芭蕉の糸を染めているようです。

実際に芭蕉の繊維から糸を紡ぐ作業を、高齢者の女性の方が黙々と続けておられましたが、声をかけることや、写真を撮ることは、ご本人にとってはストレスになるので、禁じられています。

その為、2階の織物工場の写真は撮れていません。

大宜味村は普段通りすがりの村でしたが、集落に入ると、沢山のものがあること分かりました。

特に感動したのが、この辺りは緑が多く、ヘゴヤシが群生していることです。

3時ごろまであちらこちら見て歩き、今日はこれで帰ります。



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