沖縄県伊江島沖の釣り 第79回沖縄訪問(14)

沖縄県伊江島沖の釣り~本部半島から沸き上がった雨雲は、水納島、瀬底島を抜けて、伊江島に夕立を降らせ金城正則さんの「めぐみ丸」にも降りかかってきました。【沖縄県恩納村前兼久村では、恩納村議会議員選挙の公示中でした。 その14】

松葉博雄は今、贅沢な夏を送っております。贅沢な時間を送っています。太平洋高気圧の中で、海や波の音だけが、遠くには白い雲が浮かび、水面はなめらかな鏡のような水面で、とても満ちたりた気持ちです。すばらしい沖縄の海です。

沖縄県恩納村前兼久村

正午を過ぎた頃、お昼のお弁当をいただきました。元々、金城正則さんと冨着勝弘さんの2人の予定のところに、私が入ったので、そのお昼のお弁当は2人分しかなかったのですが、優しい気持ちで、松葉博雄にも分けてもらいました。申し訳ないと思いました。

沖縄県恩納村前兼久村

雲の形はずっと見ていると、同じように見えてきますが、ちょっと時間をおいて、もう一度見てみると、もうさっきとまるで変わっています。いつの間にこんな形になったのかなと思うほど、早い時間に雲の形は変わっていきます。

沖縄県恩納村前兼久村

魚の当たりが悪くなったので、場所を移動します。移動するときは、浮き袋を錨のロープに付けて、浮き輪が船の動きで、少しずつ、錨の根元の方に移動していくように暫く、錨を引きずったまま移動します。

沖縄県恩納村前兼久村

場所が決まると、浮き輪を外すと、錨はまた、海底に沈めます。この方法だと、一回ごとに、すべてのロープを引き上げて、錨を船に入れなくても移動が出来ます。

沖縄県恩納村前兼久村

今、2隻の漁船が来ているので、その間の間隔を取りながら、どこにするかを細かく決めています。アンカーを置く場所を決めているのです。

沖縄県恩納村前兼久村

場所を替えてちょっと、良いところに出ました。雲が広がってきて、古宇利島、そして伊江島の方にまわっているのが見えます。

沖縄県恩納村前兼久村

伊江島の方には、向かって左側に雨が降っているはずです。水納島から伸びた雨雲は、伊江島にかかろうとしています。

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釣りの途中、2時ちょっと前ぐらいから、急に雨が降ってきました。伊江島の島影は、富士山のように雲に隠れて、ときどき見えたり見えなかったり、そして形だけがぼんやり見えると、本当に富士山のようです。釣りをしている場合ではありません。

沖縄県恩納村前兼久村

もう大粒の雨が降って来て、しかも、強く叩き付けています。雨を凌ぐところは、操縦室の後ろのテントだけです。

釣りはいったん中止になります。

沖縄県恩納村前兼久村

3時過ぎて、もう一度場所を替えることになりました。

沖縄県恩納村前兼久村

このあたりは水深100メートルあたりを狙っています。しかし、何度か移動してみても、アンカーが海底に引っかからなくて、手ごたえがありません。

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何度か移動していますが、なかなか錨は、海底に届かなくて、この辺りの地形は、少しだけ台地があり、その台地のどこかに、錨が掛からなければ、深海になっているようです。

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夕方になると少し、魚の当たりが出てきましたが、金城正則さんは、選挙管理委員会の開票の立ち会いの任務があるので、時間を気にして、午後5時に漁を終えました。残った餌を海に撒いて、錨を上げて帰ります。錨を船に引き上げるまでには、200メートル前後の長さがあり、ロープがからまると、大変なので、錨を引き上げるまでには、作業手順があります。

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まず、船に近いロープの側に浮きをつけて、浮きが錨の方向へ走っていくように船を走らせます。水深が深いところなので、錨は船と海底との中間にぶら下がっ た形になっています。

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何100メートルか船を走らせているうちに、浮き輪は錨の根元にまで移動していきます。そうすると、ロープは絡まないで、錨がどこに あるか、分かった状態でロープを引き上げることができます。なるほどと思うやり方です。

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伊江島は右側に、沈む夕日は左側に見えます。波を蹴って、めぐみ丸は、大きな波のうねりを幾つも乗り越えて、ビックウエーブを滑り降りるサーフライダーのように、走り抜けていきます。今日の釣果は、こんな具合です。如何でしょうか?

 

2006年9月10日(日)

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