ジョンソン・エンド・ジョンソンの海老原育子社長へ、わが社の問題意識をお話ししました。

J&Jの海老原育子社長は、MBAホルダーなので、わが社の問題点に深い理解を示されました。

今日の海老原郁子社長とは初めての会談なので、なんの話をテーマにするか、前もって考えていました。

「まずは、わが社について、海老原郁子社長さんから、何かご意見があればお伺いをさせていただきます」

と、お訊ねすると、特段のテーマはないそうなので、

「それなら業界全体のことや、市場環境についての意見交換はいかがですか?」

とお訊ねして、事前に作っていたパワーポイントをもとにお話をすることになりました。

パワーポイントには、こうなたっらいいなぁと、私自身が夢に描くような、提言があります。

提言への取り組みができるかどうかは別にして、コンタクトレンズ業界の抱える問題を、問題意識として述べさせていただきます。

そして、こうなったらいいなぁという夢物語が実現するには 、どう考えたら良いのか、その仮説を考えてみました。しかし、現状は厳しさがあります。

その厳しい現実と、こうなったらいいなぁの間には、大きなギャップがあります。

このギャップを埋めるにはどうしたらいいかということを、お互いに意見を出し合えば、今日の会談が意義あるものになるかもしれません。

およそ40分ほどかけて、パワーポイントのを説明しながら、私の提言を聞いていただきました。

かなり難しい話になったので、プレゼンの後は、気持ちを鎮めます。

お抹茶を立てて、和風のおもてなしをしました。

せっかく東京から神戸まで、一日の予定をわが社のために使っていただいたので、店舗案内と眼科の診療所を見ていただきました。

コンタクトレンズメーカーにとって、自社のレンズのデータを作ってくれるのは、地域にある中核となる販売店と、その併設眼科です。

この眼科が弱くなれば、せっかく素晴らしい製品を市場に出しても、処方データになることは難しいことです。

海老原育子社長も、眼科の大切さはよく理解されていました。

東京から神戸のわが社には片道3時間半、往復7時間です。

二時間ほど意見交換をした後は、店舗を見ていただくと、もう帰社時間です。

もっともっと、神戸の市場をきめ細かく案内したかったのですが、時間の制約があるので、これでお見送りの時間になりました。

海老原育子社長は、単身で東京に帰られ、神戸に残られた山口竜一さんと菅野伸宏さんは、午後からもう一度わが社に来られて、海老原社長が指示された販売店への支援の具体的な打ち合わせです。

2017年3月3日(金)