ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーの海老原育子社長の表敬訪問

ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーの海老原育子社長の表敬訪問がありました。  

ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニー代表取締役 海老原育子社長

ジョンソン・エンド・ジョンソン 

ビジョンケアカンパニー代表取締役社長

の海老原育子社長が、

本社より神戸のわが社に表敬訪問に来られました。

噂では、海老原社長は

ほとんど販売店の訪問をしていないそうです。

それが、わが社の訪問を推薦する

社員の勧めで神戸に来られたそうです。

海老原育子社長は、

前任のデイビッド・R・スミス前社長から、社長を交代

して、まだ間がありません。

これから全国の取引先のなかで、

順次企業訪問をされることと思います。

部屋に入られると、

まずは初対面なので名刺の交換です。

朝7時半に東京駅を出発して、

新神戸駅に到着したのは、3時間後です。

ずいぶんお疲れになったことと思い、

遠くからわざわざお越しいただきあり

がとうございましたとお礼を述べ、

次に同行されている

菅野伸宏主任とも名刺の交換をしました。

海老原育子社長 訪問の日は ひな祭りの日

本日、3月3日は、

ひなまつりの日でもあります。

ひな祭りの日に、

ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニ

ーの社長がいらっしゃるので、

応接室にもお雛様を飾りました。

そしてそのそばには、桃の花を生けています。

わざわざ東京から来られているので、

着席されるとまずは神戸の薫り高いに

しむら珈琲を飲んでいただきます。

そして、アンテノールの

ひなまつりらしいケーキを召し上がっていただきました。

海老原育子社長 訪問先選定の理由は

数ある取引先の中で、

どうしてわが社を訪問先に選んでいただいたのでしょ

かと海老原社長にお訊ねすると、

二つの理由を言われました。

1. わが社がジョンソン・エンド・ジョンソンにとって古くからの取引

先であることと

2. わが社を担当している山口竜一さんが、ぜひ神戸のさんプラザ

コンタクトレンズを訪問してほしいと、強く要望していたからだそうです。

海老原育子社長はリケジョです

海老原社長の経歴を拝見すると、

とても高学歴で、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了

と、ミネソタ大学にてMBAを取得されているので、

お堅いイメージをもっていました。

しかし、お会いして直接お話をしてみると

そんな事はなく、物腰の柔らかい

方で安心しました。

わが社にとって、

ジョンソン・エンド・ジョンソンの社長が来られるのは、

緊張します。

わが社に最初に来られたジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーのジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーの社長は大瀧守彦さんでした。

企業組織文化の研修をしているときだったので、

大滝守彦さんに、ジョンソンエンドジョンソンのクレドについて、

いろいろ質問した思い出があります。

二代目は、デイビッド・R・スミスさんで、

スミスさんは、愛称がデイブです。

デイブさんはわが社に5回来られました。

デイブさんとの思い出は、マーケテイングや、

経営戦略のお話をした思い出があります。

2017年3月3日(金)

J&Jの海老原育子社長は、MBAホルダーなので、わが社の問題点に深い理解を示されました。

今日の海老原郁子社長とは初めての会談なので、

なんの話をテーマにするか、前もって考えていました。

海老原育子社長と意見交換

「まずは、わが社について、

海老原郁子社長さんから、何かご意見があれば

お伺いをさせていただきます」と、

お訊ねすると、特段のテーマはないそう

なので、「それなら業界全体のことや、

市場環境についての意見交換はいか

がですか?」とお訊ねして、

事前に作っていたパワーポイントをもとにお話

をすることになりました。

パワーポイントには、こうなたっらいいなぁと、

私自身が夢に描くような、提言があります。

提言への取り組みができるかどうかは別にして、

コンタクトレンズ業界の抱える問題を、

問題意識として述べさせていただきます。

そして、こうなったらいいなぁという

夢物語が実現するには 、どう考えた

ら良いのか、その仮説を考えてみました。

しかし、現状は厳しさがあります。

その厳しい現実と、こうなったらいいなぁの間には、

大きなギャップがあります。

このギャップを埋めるには

どうしたらいいかということを、

お互いに意見を出し合えば、

今日の会談が意義あるものになるかもしれません。

およそ40分ほどかけて、

パワーポイントのを説明しながら、

私の提言を聞いていただきました。

かなり難しい話になったので、

プレゼンの後は、気持ちを鎮めます。

お抹茶を立てて、和風のおもてなしをしました。

海老原育子社長に施設案内

せっかく東京から神戸まで、

一日の予定をわが社のために使っていただいた

ので、店舗案内と眼科の診療所を見ていただきました。

コンタクトレンズメーカーにとって、

自社のレンズのデータを作ってくれる

のは、地域にある中核となる販売店と、その併設眼科です。

この眼科が弱くなれば、

せっかく素晴らしい製品を市場に出しても、

処方データになることは難しいことです。

海老原育子社長も、

眼科の大切さはよく理解されていました。

東京から神戸のわが社には片道3時間半、往復7時間です。

二時間ほど意見交換をした後は、

店舗を見ていただくと、もう帰社時間です。

もっともっと、神戸の市場を

きめ細かく案内したかったのですが、時間の制

約があるので、これでお見送りの時間になりました。

海老原育子社長は、単身で東京に帰られ、

神戸に残られた山口竜一さんと菅

野伸宏さんは、午後からもう一度わが社に来られて、

海老原社長が指示され

た販売店への支援の具体的な打ち合わせです。

海老原育子社長の逝去を悼み、海老原育子さんが(日経ビジネス キャリアの原点 2020/1/14)で述べた、基本的な理念を回顧します。

業績低迷期にはチームの気持ちがバラバラ

ジョンソン・エンド・ジョンソンに転職してから、

踊り場にあった事業を再び成長軌道に乗せる

際に使った方法論も、

米スリーエム時代の方法論と全く同じだ。

まずは不満やいらだちを吐き出させ、

そこからあるべき姿を導き出した。

業務効率を改善しながら、

同時並行で中長期の戦略を練るグループを走らせ、変革した。

「売り上げが落ちているときというのは、

個々人は頑張っているのに、チーム全体としてはバラ

バラで、共通の目標に向かっていかないことが多いものです。

あるべき姿を明確にし、プロセス改善を通じて

人と人をつなげてくことによって、

成果が出やすくなります。

早期に成果が出ると、社員が自信を取り戻せて、

事業全体もうまく成長軌道に乗せることができます」

日本へ帰国しようと思ったきっかけの一つは、

東日本大震災だという。それまでの経験を生か

し、日本に対して何か貢献できないかと考えた。

「日本に戻る前の約2年間、米スリーエムで、

あるビジネスを世界約60ヵ国で一斉展開する事業

の責任者をしていました。

その時に痛切に感じたのは、

日本人はせっかくいいものを持っているのに、

その口下手ぶりで大きく損をしているということです。

他国の担当者は些細なことでも、

『これだけ投資をしてくれたらもっとすごいことができます』

と自信満々でアピールするのに対し、

日本人は『いやいや、私はそんなことはできません』と謙遜をしがち。

グローバルで比較した場合、

押し出しが弱いために

日本が損をしていることがとても気になっていました。

このことも、日本へ戻り、

世界レベルでモノを申し、

形にしていけるリーダーをたくさん育てたいと思った理由です」

 
まずは不満を吐き出させるのが海老原さんの流儀という

 

海老原氏が率いるジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーは

三つある社内カンパニーの一つで、300人弱の社員が在籍している。

 

「事業領域としては使い捨てコンタクトレンズの輸入・販売が主でしたが、

私が入社した頃はすでに踊り場を迎えていました。

そこでビジネスモデルを転換。

現在は事業領域を拡大し、

トータルな目の健康に対して貢献できるよう取り組んでいるところで

す」モノが見えなくなるということは、

クオリティー・オブ・ライフに重大な影響を及ぼす。

病気になってから治療するよりも、

できることなら病気にならないようにすることが望ましい。

また、万が一、病気になったとしても

早期に発見して進行を止めるようなことができないか、

諮問委員会を作るなどして検討している。

「外資系企業の場合、製品開発は本社で担い、

現地法人はそれをいかにして販売するかの段階か

らというケースが多いです。

しかし、目の前にある市場を観察し、

こんなものがあったらいいと思えば、それを本社などに伝

えて作らせることもできます。

仮に市場環境が悪くなっても、

その悪くなった環境をどうすればポジティブなところまで持って

いけるかを考えられて初めてビジネスリーダーといえます。

どんな環境だろうがきっちりと責務を果たせるリーダーを、

できるだけ多く育成することにも、

今、力を入れています」(ライター 曲沼美恵)

出典 日経ビジネス キャリアの原点 2020/1/14

 

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2017年3月3日(金)