沖縄県恩納村の開拓史 第79回沖縄訪問(11)

沖縄県恩納村の開拓史を聞き、前兼久の主婦の皆さん方の40年前の活躍に驚き、かと言って、うちの奥さんに見習わすことも出来ず、時代の流れを感じました
【沖縄県恩納村前兼久村では、恩納村議会議員選挙の公示中でした。 その11】

金城正則さんの船に乗り、ダイビングと釣りを楽しんだ後は、ホテルに戻り、シャワーを浴びると、不思議なことに、水中カメラも潮を落とすことになります。

最近買ったオリンパス水中両用カメラは、海に入ったら、15分間は、カメラを真水に浸けるように説明書に書いています。

沖縄県恩納村前兼久村

朝日会へ向かいます。

沖縄県恩納村前兼久村

途中で松田薫さんのお家を通るので、お庭のハイビスカス、プルメリア、バナナなどの花や植木を写真に撮らせてもらいました。

沖縄県恩納村前兼久村

松田薫さんは不在で、バナナの大きな房を頂いたお礼を言いたかったのですが、朝日会で会ったときにします。

沖縄県恩納村前兼久村

前兼久の集落を通り抜けると、地域の為の集会所や公民館、野外運動場などがあり、子供の時から、敬老会に入っても、ずっと昔からの顔なじみ同士で、楽しくやっていけます。

沖縄県恩納村前兼久村

一方、外からこの昔なじみの輪の中に入っていくことは、かなりの準備と努力も必要です。

沖縄県恩納村前兼久村

最近は、団塊の世代が、何処で、どのように、人生を楽しく過ごそうかという研究が進んでいます。

沖縄県恩納村前兼久村

海外で人気があるのは、タイの国です。

沖縄県恩納村前兼久村

物価が安く、気候が熱帯で、冬でも薄着で居られます。国内では、沖縄が人気が良いようです。

沖縄県恩納村前兼久村

共通することは、寒いより、温かい所が良いようです。

沖縄県恩納村前兼久村

タイに行こうと思えば、まず頭に浮かぶのはタイ語です。「どうしよか~な~?」と思いながら、行ってみたものの、人情も伝わらず困っている人の例があります。

沖縄県恩納村前兼久村

その点、沖縄では、日本語で大丈夫です。これは、テレビの普及のお陰で、沖縄の人たちは、沖縄の方言でしゃべっているときは、聞いていてもまるで、外国語のようです。

今回の沖縄訪問の期間中、避けて通れない地域の大事なことは、恩納村村会議員選挙です。

恩納村の中でも、それぞれ集落があり、集落は字(あざ)とも呼ばれ、恩納村の中での高校野球の様な、地域を代表する競争意識があります。

沖縄県恩納村前兼久村

ここ、前兼久では、山城良一さんの選挙事務所が、集落の中心地にあり、連日大賑わいでした。

村会議員の候補者は、夜8時に街頭演説を終わると、事務所に戻ります。

今夜は、投票日の前日で、立候補者には溢れるような緊張感が、支援者の皆さんに、黙っていても、応援したくなるような気持ちにさせています。

沖縄県恩納村前兼久村

選挙事務所で、候補者が最後の選挙活動が終わる時間を待っている支持者の皆さんの前で、5日間の選挙の戦いについて、感謝の気持ちと、そして、力いっぱいやった所信を述べました。

沖縄県恩納村前兼久村

事務所とその拡張したテントの部分には、たくさんの支持者が集まって、万歳と拍手です。その後、くつろいで、みなさんに慰労の言葉があります。

沖縄県恩納村前兼久村

このような地域密着型の選挙運動は、誰の味方か、誰が応援しているのか、よりはっきり分かってきます。

選挙事務所の面白さは、選挙の話よりも、別の話になります。松葉博雄が見るところでは、あの人とあの人はいとこ同士とか、あの人はあの人の結婚の縁は、どうして起きたのか、とか言うような人情話が中心です。

人情話がとても面白いのです。昔、若いときは、えらいモテた話とか、聞いていると「へぇ~!」と思います。

5日間ずっと支持していることを表すために、事務所に通っている方もいらっしゃいます。

新たなお友達というか、顔見知りだけど名前を知らない人を紹介していただいたり、話ができることになりました。

沖縄県恩納村前兼久村

恩納村の昔の話です。米須清秀さんから聞いた話では、40年前にこの恩納村をの畑を切り拓くときには、周りはヤンバルの林だったので、自分で切り拓いたら、自分で畑をした人がその土地の所有者になることがあったそうです。

それでみんな、パイナップルや、ドラゴンフルーツや、あるいはその他の野菜を作るために家族総出で、開墾したそうです。

その開墾をお父さんが指揮をして、おかあちゃんは、子供を育てながら、家の料理も作り、開墾の手伝いをした時代があったそうです。女性は働き者です。子育て、開墾、漁業、販売、おとうちゃんの世話など、今の世代では考えられないほどの大活躍です!

海に漁に出れば、豊富な魚が取れたので、海にも出て行きます。これは、1日の今日の糧を稼ぎます。半漁半農の仕事です。こういうときは家族の多い人が、たくさんの開墾ができます。そして今は、それを子の代孫の代に土地を分ける時代が来ています。

沖縄県恩納村前兼久村

選挙事務所では、普段聞くことの無かった、恩納村開拓史と、主婦の活躍について、感動的なお話に聞き入り、ついつい夜の更けるのを忘れてしまいます。

選挙管理委員会の規則もあり、定時になると選挙事務所は閉まります。もうちょっと、というところで、ホテルに戻り、明日の海釣りに備えて、早く寝ます。

 

2006年9月10日(日)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください