霧島温泉 妙見石原荘の朝食は、お代わりしたくなるほどおいしい朝食でした。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と言われる通り、露天風呂の側を流れる渓流は、耐えることはありません。鹿児島ツアー(9)

霧島温泉の朝は、7時ちょっとすぎて、せせらぎの音で目が覚めました。

宿の眼下には、勢いよく流れる渓流が、休むことなく流れています。

朝からまずは温泉です。

昨日行った川沿いの露天風呂「椋の木(むくのき)」に行ってみます。

早朝なら誰も来ていないようなので、混浴の露天風呂に入ってみます。

渓流の音がすごい轟音を立てて流れています。

混浴の露天風呂には、すぐ上の場所に脱衣所があり、ここで浴衣を脱いで、下の露天風呂に裸で歩くことになります。

しかし、上から見られているので、タオルで腰巻が必要です。

霧島温泉の温泉宿には、それぞれが宿専用の源泉を持っているようです。

源泉の温度は40度以上で、加熱しなくても、そのまま温泉として入浴できます。

しばらく温泉に浸かっていると、じわっと体が温もってきて、快適な温度です。

すぐそばには、鮎が泳ぐ渓流が白い波を立てて休むことなく流れています。

ひんやりとした空気に長湯をしても頭がのぼせることもなく、

周囲を見渡して、もう少しすればこの周りの木も紅葉する頃だと思うと、この温泉も又来たくなりました。

その後は朝ご飯です。朝ご飯は和食です。

昨夜の夕食とは違う個室に案内されました。

サービス係の女性は、台湾から来た研修生です。

台湾から来たということを言わなければわからないほど、日本語がお上手です。

美味しかったのは、あさりの白味噌のお汁です。

あまりにも美味しかったので2杯おかわりしています。

ただし、味噌が濃かったので、お湯割りをしたら丁度いい加減になりました。

石原荘のご飯は、お釜で炊いたご飯で、水加減がよく、お米も品質がよく、とても美味しくて、

1膳だけでは物足りなくなり、お代わりをして2膳も頂きました。

朝食は、このくらいあれば、夕食でもよいくらいの多彩なメニューが用意されていました。

特に美味しかったのは長崎の鯖です。脂がのって、炊き立てご飯にとてもよく合いました。

辛い物やしょっぱいものが並んでいて、一口食べては白いご飯を頂き、ごはんがとてもよく進みます。

個室のクーラーがとてもよく効いていたので、切ってもらうと、適温になりました。

石原荘は、温泉も良い宿で、朝ご飯も大満足でした。