食べ残しを減らせ!宴会「30・10運動」では、始まりと終わりに料理を食べるように集中します。

食べ残しを減らすためには、食べる量に見合った料理の内容、量までが考えられると、食べ残しが減ります。 社長ブログ淡路/中華料理/玲瓏閣(リンロンゴ)

淡路市の玲瓏閣(リンロンゴ)でお昼を頂いているとき、今朝の日本経済新聞の記事について、奥さんと日本の食べ残しの問題についての話題になりました。

記事によると日本全体の食べ残しは、623万トンに上るそうです。

特に顕著なのは、宴会や会合のときに、話に夢中になったり、席を変わることによって、自分の好きな料理が食べ残しになってしまう例です。

そこで、食べ残しを減らせと、宴会30・10運動が提唱されています。

宴会が始まった30分間は、食べることに専念する、

宴会終盤の10分間は、できるだけ完食するように、食べることに専念する。

こういった運動です。

何しろ、食品ロス、年632万トンといえば、、世界の食糧援助量の2倍になるそうです。

食べ残しが起こる原因は、個人で食べるよりも、集団やグループの宴会・会合などで会話に夢中になって席を離れることで、目の前の料理が食べられなくなることです。

席を移動してあれこれ会話をしているうちに終了時間が迫り、締めの話になると、料理は残ったままになります。

こういう経験は私にもあります。

たくさんの人が集まると食事よりビールの方が中心になり、

つぎあいしている内に時間が経過して、お開きになることもあります。

ただし、意図して食べないこともあります。

それは、過剰な摂取を避けるためです。

中高年になると、昔とは違って、大きなお腹をしている友人・知人がたくさんいます。

自分自身の体型を一定の水準に保つためには、

出てきた料理を全部食べていたら、ズボンのベルトはどんどん緩んできます。

聞いた話では、おなかの周りが一センチ伸びると、寿命は1年縮むといわれています。

今日の昼食は、玲瓏閣でフカヒレ姿煮のラーメンです。

姿煮というキャッチフレーズにつられて注文してみると、ほんのわずかなフカヒレの姿煮でした。

これは失敗でした。

奥さんは、五目汁そばです。

これは正解でした。

食べ残しをしないようにという新聞記事を読んで、今日の昼食は二人とも残さないように心掛けて、全部食べ切りました。

周りの人の食べる量を見ていると、若い人はたくさん注文して、今の私なら食べきれないほどのお料理を食べ切っています。

こうしてみると、宴席の料理は、若い人でも中高年でも皆同じメニューです。

これも、食べきれない、食べてはいけない、過剰なカロリーが混在しています。

今まで宴席を経験して、食べる量の、S・M・Lサイズのお料理は経験したことがありません。

厨房で作るときは、どんな人でも、どんな年齢でも、どんなお腹でも、皆等しく一人前です。

これでは、質的な問題として、食べ残しが出るのも無理もありません。