明石魚の棚で買った煮蛸と、太刀魚の刺身で夕食です。

たこ飯の味は、誰のもの?美味しくできれば、旦那さんが大きな顔をしています。 社長ブログ神戸/手作り料理/タコ飯/お中元/マンゴー

明石の魚の棚(うおんたな)で買ってきた調理済みの煮だこを使って、タコ飯をつくります。

煮だこは、甘辛く煮しめていて、この煮だこの味がご飯の中にしみていくと、ほかの調味料はいらないのではないかと思うほど濃い味です。

奥さんの目から見ると、旦那さんの私は、あまり食事の用意には役に立っていません。

台所にちょろちょろっと来て味付けをするくらいで、それも、醤油やみりん、お酒を適当に加えるだけで、自分だけが味付けをできる、特殊な才能を持ったようなつもりでいるようです。

私なんか、米ぬかをかき混ぜて、なすびを漬けて、手が糠味噌臭くなって、人前に出るのもはばかるような、縁の下の力持ちのような、目に見えない、評価もされない料理をしているのに、、、。

味噌汁の出汁とりなんか、ちゃんと手抜きもせず、いりこを使って下味をつくり、しかも、いりこの苦みをとるために頭をとって、細かい作業をしています。

たこ飯ができたら、旦那さんは、美味しいのは全部自分の味付けのせいだと言わんばかりに、美味しくなった手柄を自慢して、何とも言えず、おいしいと相槌をうてば、ますます、旦那さんは鼻を高くしています。

ここに、沖縄の片山正喜さんが一緒にいたら、美味しさの素は、私なのか旦那さんなのかはっきり評価してくれるのに、と思いながら、できた料理を食べていると、確かに、たこ飯は美味しく、まぁいいかと思ってしまいます。

8月になって、立秋が終わると、残暑はますます厳しくなり、ご飯を作るのも、作ったご飯を食べるのもうっとおしくて、重苦しくて、冷たいものしか食べたくなくなります。

旦那さんはご機嫌で、明石の魚の棚で買った太刀魚のお刺身をあてにして、いつものように、アサヒスーパードライを飲みながら、うまいうまいと、太刀魚の刺身を食べています。

旦那さんの話は太刀魚の刺身を前にして、また昔話です。

曰く、幼い長男を連れて、神戸港や淡路の港で、夜、太刀魚釣りに行って、一緒に息子と思い出を作った話です。

釣れるどころか、太刀魚釣りはお金ばかりかかって一匹も釣れず、

何度行っても、周りの人達は沢山釣ってても、お父さんと息子は、毎回坊主で、家に帰って来ていました。

たこ飯は、少し水加減がうまくいかず、やや硬めになっています。

これは、だしを入れる分だけ、水を減らしたのが、減らしすぎのようで、この水加減の所在の責任については、食事中には、誰からも追及はありません。

今年の夏は、沖縄からの友達から、マンゴーをたくさん届いて、周りの人たちで、食べきれないマンゴーを周りの人におすそ分けして、マンゴーが傷まないうちに、消化できました。