阪神淡路大震災記念「人と防災未来センター」で地震体験車に乗りました

スタッフのSです。2006年8月10日(木)、仕事で九州に出張していた父が、静岡に帰る予定だったのを途中下車して、神戸に遊びに来ました。

父は何度か神戸に来ているので、ほとんどの観光名所は訪問済みです。そこで、父も僕もまだ行ったことのないところに行こうということで、HAT神戸にある人と防災未来センターに行ってみました。

阪神淡路大震災記念「人と防災未来センター」で地震体験車

夏休み期間中ということで、屋外では、震度7の揺れを体験できる地震体験車と、消火体験をする消防車が置いてありました。

地震体験車を見ると、トラックの荷台がガッタンガッタンと音を立て、すさまじい勢いで地震の揺れを再現しています。

阪神淡路大震災記念「人と防災未来センター」で地震体験車

そこで、父と2人で、阪神淡路大震災の時の震度7というのは、どれくらいの揺れなのか体験してみることにしました。

一度に乗れるのは4人までです。体験車に乗ると、係の方が注意事項を拡声器で伝えてくれます。

阪神淡路大震災記念「人と防災未来センター」で地震体験車

とにかく揺れが始まったら、テーブルの下に入って頭を守って下さいということです。

「これから揺れますよ~」という合図があり、震度を知らせるメーターには現在の揺れが震度いくつなのか、赤い文字で表示されます。震度3になると、係の方が「テーブルの下に入って下さい!」と拡声器でタイミングを教えてくれます。

震度5を超えたあたりからは、とっても立っていられそうもない揺れです。揺れると言うよりも、車ごとなにかに突き上げられてかき回されているかのような感じです。

阪神淡路大震災記念「人と防災未来センター」で地震体験車

ガッタンガッタン、バッタンバッタンと音を立て、頭を隠しているテーブルも飛び上がらんばかりです。テーブルの脚をしっかり握って動かないよう固定するのに必死です。

震度7を超えると、徐々に揺れは収まり、0になりました。係員の方の合図で地震体験車から降りると、参加賞として兵庫県企業庁が作っている非常用飲料水をいただきました。1人1本です。

震度7がどれほどすさまじい揺れなのか、揺れるタイミングを知っていても、とても怖いものだとわかりました。阪神淡路大震災の時には、眠っているところに瞬時に震度7の激震がやってきたということです。

一瞬でこんな揺れがやってきたら、どうしようもないなと思いました。震災当時、神戸にはいませんでしたが、当時の神戸の街の映像や写真を見て、文章を読んで、話を聞いて想像することしかできませんが、もう二度と、あんな大きな地震は起きて欲しくないとつくづく思いました。