幼児に好かれたいなら、幼児のしたがる事をさせてあげます。

幼児は、どうして好きな大人を見分けるのでしょうか?

ピアノの発表会にしても、運動会にしても、孫の成長を見る為に集まっているおじいちゃんやおばあちゃんが多い事に驚きます。

応援の目的は自分の孫だけで、他の児童のピアノの発表や、運動会の演技には、あまり関心は示しません。

とにかく、可愛いのは、応援したいのは、関心があるのは、自分の孫です。

立場を代えて幼児の立場から見ると、好きになるのは、自分のおじいちゃん、おばあちゃんだけではありません。

幼児をあやすのが上手な人、何か気になるものをくれる人、一緒に遊んでくれる人などです。

幼児に好かれようと思うと、幼児の目線で周囲を見ると、幼児の気持ちも少し伝わって来ます。

夏なら、水遊びをさせることです。

小さなビニールプールに、水道水のお水を使って、水をかけてあげると喜びます。

ホースの蛇口に水が出る選択肢があると、もっと喜びます。

例えば、シャワー、ストレート、霧など、水の勢いや飛ぶ距離が変わってくると、

まるでピストルか機関銃を持った子供のように、喜んで水で攻撃してきます。

U君とMちゃんは、プールの中で向かい合って、水をかけ合いしています。

体の大きい方が、何かを取り合いする時や、水をかけ合いをする時には有利です。

小さい体のMちゃんは、それでも、お兄ちゃんに負けない奥の手があります。

それは、お兄ちゃんの手を掴んで、腕を噛む事です。

お兄ちゃんは、さっきまで優勢だったのに、腕を少し噛まれると、たちまち弱気になって、逃げる事になります。

Mちゃんも、お兄ちゃんの腕を噛んだら、さっさと、隅の方に逃げていきます。

U君の報復は、ホースで水をMちゃんにかけることです。

Mちゃんは逃げるが勝ちで、お兄ちゃんの腕を噛んだ後は、さっさとプールから退場です。

後に残ったU君は、ホースでかける相手がいなくなると、自虐的に自分のお腹に、強い水をかけて、痛さを感じています。

幼児に好かれたいと思ったり、幼児が寄ってくるようになろうと思えば、幼児が喜びそうな事を考えて、そのセッティングをしてあげることです。

今日の8月の暑いお昼時に、U君もMちゃんも、水遊びで大満足です。