お弁当にも、集団文化と、組織文化のお弁当があります。

淡路市のお弁当屋あわじでは、好きなものを選んで集めるお弁当なので、ついつい沢山の品数になりました。

お弁当を頂くには、いろいろな理由があって頂く事になります。

例えば外に出て、出先で食事をする場合は、お弁当が必要です。

そのお弁当も、内容が予め決まっている出来合いのお弁当もあれば、お弁当の構成を自分で選ぶ事が出来る提案型のお弁当作りもあります。

今日のお弁当は、淡路市のあわじ屋に来て、自分で内容を選択するお弁当作りに取りかかっています。これは便利です。

出来合いのお弁当の中には、一つや二つは苦手なもの、嫌いなもの、食べたくないものが入っているのが普通です。

しかし、自分でお弁当の内容を構成する場合は、好きなものを選べばいいのです。

これって、よくあるホテルのバイキングと一緒じゃないですか?

そうです。これはお弁当のバイキングなのです。

このバイキング方式は、選んだものを秤にかけて、重さで値段が決まることになります。

あわじやの客席で食べる事も出来ます。

外に持ち出して、野外で、お家で、訪問先で、公園で花を見ながらなど、好きな食べ方が出来ます。

あれこれ好きなものをバイキング料理の中から選ぶように、持ち帰り容器に入れていくと、段々と本当にこれだけ食べられるのかなと思うほど、沢山の量を選んでしまいました。

便利なのは、奧さんと私が苦手とする食材を分ける事が出来る事です。

奧さんが何を選んでいるのか横目で見ながら、同じものが重ならないように、私だけの独自性のあるお弁当作りに励んでいます。

そうだ、ついでにあの人の分までお弁当を買って、持って行ってあげようと思いつきました。

この場合は、本人不在なので、出来合いのお弁当を選びました。

結局少量多品種の、栄養バランスに富んだ、食べたいものだけの集まった素晴らしいお弁当が出来ました。

こうして考えると、気の合った者や気持ちが通じる者、共通の趣味や考えを持つ者が集まるのが、同好会であったりサークルであったり、集団のようなものが出来ます。

これに対して、一つの目的に向かって集まったもの達は、組織をつくっていきます。

今日の好きなものを集めたお弁当は集団文化であり、お弁当屋さんが作ったお弁当屋さんの理念によって選ばれたお弁当は、組織文化のお弁当のような気がしました。

2016年4月14日(木)