満足できない睡眠 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは 睡眠時無呼吸症候群の検査入院(2)

満足できない睡眠 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を放置していると、狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈の心臓病に繋がります。睡眠時無呼吸症候群の検査入院(2) 社長ブログ神戸/病気と健康/高血圧/無呼吸症候群

満足できない睡眠

睡眠時無呼吸症候群の検査を受ける前に、

睡眠時無呼吸症候群とは、

というテーマの説明用のDVDを見せてもらいました。

説明用DVDでは、男性がいびきをかくモデルになっていましたが、実

際は、男女に関係なく起きているようです。

睡眠時無呼吸症候群が起きるのはなぜ?

仰向けになって眠っていると、

呼吸をする喉が、太りすぎによる脂肪

沈着、舌が肥大して大きくなる、

あごが小さい、扁桃腺肥大、などが

呼吸の道をふさいでしまうようです。

睡眠時無呼吸症候群=SAS(Sleep Apnea Syndrome)

睡眠時無呼吸症候群は、略してSAS(サス)です。

SASとは、Sleep Apnea Syndromeの略です。

眠っている時、呼吸をする道が一瞬塞がれて、

無呼吸または低呼吸の状態になります。

この状態には、長い時間は続きません。

すぐに呼吸をする為に、呼吸再開が起きます。

そしてまた、呼吸が妨げられます。

SASは、この状態が繰り返します。

無呼吸症候群が続くとどうなる?

SASが起こす心臓病は、狭心症、

心筋梗塞、心不全、不整脈があげら

れます。怖いのは心筋梗塞です。

夜中に苦しんで、朝起こしに行くと、

亡くなっていたという心不全もあります。

日本では、現在睡眠時無呼吸の患者数は、

およそ200万人以上と報告されています。

無呼吸、低呼吸の状態は、

軽症で1時間あたり15回以内、中等症で30

回以内、重症になる30回以上になります。

睡眠時に、一時的にでも、

呼吸が止まるわけですから、身体に酸素不

足の状況が起きます。

SAS(睡眠時無呼吸症候群)の症状

SASの症状としては、熟睡していない事から、

昼間の仕事の時に眠く

なる、記憶がハッキリしない、

会議などでついうとうとしてしまう、

運転の時なら重大な事故に繋がる、

居眠り運転や前方後方不注意など

が起こる心配があります。

体内酸素の結合は、動脈硬化や血圧の上昇など、

心臓に大きな負担がかかります。

日本経済新聞2016年3月12日の記事によれば、

50代で増える不眠の悩みが書かれています。

日中の強い眠気、の原因に、

睡眠時無呼吸症候群がありますが、

その症状は、強いいびき、寝汗、口が渇く、

朝の血圧が高いなどがあります。

睡眠の問題について、

世代別に気を付けたい睡眠の問題があります。

働き盛りの忙しい世代では、

睡眠不足が大きな問題となります。

20代なら、週末に休めばなんとかなります。

30代40代では、疲れが残り、仕事の能率が落ちてきます。

50代になると、無理をしなくなり、

睡眠不足は減ってきますが、

その代わりに不眠に悩む人が増えてきます。

その中に、SASが含まれています。

不眠に悩む中高年の世代では、

昼寝をして、寝不足を我慢しようとす

れば、夜に目が覚めてる事があります。

布団に入って、10分経っても眠れないときは、

無理をして寝ようとしないで、

一旦、寝床から離れて眠くなるのを待つ方が良いそうです。

不眠と言っても、若い人も、

中高年も、皆同じ睡眠時間がいいとは限りません。

勤労世代では、睡眠時間が6時間を切ると、

日中に強い眠気が生じ、

作業効率が低下します。

高血圧や糖尿病のリスクも高まってきます。

熟年時代になると、

6時間から6時間半程度で

睡眠時間は足りると言われています。

あまり長い時間寝床で過ごすと、

寝付きが悪い、途中で目が覚めると

いった不眠症状が現れることがあります。

SASの検査『ポリソムノグラフィー』

今回の血圧が高い原因を、

ひょっとすると睡眠時無呼吸のせいではな

いかと仮説し、一晩病院に泊まり、

器具を全身に取り付け、パソコン

に繋ぎ、呼吸の状況を記録していきます。

まとめ

この装置は、ポリソムノグラフィーといいます。

器具を身体に取り付けると、

もう、勝手にベッドから離れる事は出来ません。

もし要件があれば、深夜でもナースコールをして、器具を一部外さな

ければ、ベッドを離れる事は出来ません。

問題は、こんなに沢山のコードを身につけて、

一晩寝られるかどうかです。

検査担当員の話では、

皆さん中々眠れなくても、いつの間にか寝てし

まうそうです。

十分な時間寝ているのに、日中眠たい、血圧が下がらない。

こんな症状には、睡眠時無呼吸症候群を検査した方が良いそうです。

睡眠時無呼吸症候群を放置していると、狭心症、心筋梗塞、心不全、

不整脈の心臓病に繋がります。

睡眠時無呼吸症候群の検査は、検査入院が必要です。

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2016年3月