ビオスの丘からムーンビーチに沈む夕陽 第75回沖縄訪問(2)

ビオスの丘からムーンビーチに沈む夕陽、ハブ酒の作り方、与那国の「花酒」
【第75回沖縄訪問:沖縄恩納村朝日会で焼肉、鰹つり、歴史の道と「やんばるの空と森」 その2】

2005年5月の沖縄恩納村は、神戸の7月下旬の頃のような錯覚をしていまいます。しかし、現実は、沖縄県恩納村でも今は5月です。その証拠に、家の軒先や、屋根にはこいのぼりが空に泳いでいます。

パパイヤの木

前兼久の集落を通り抜けて、これから朝日会に行こうとしています。集落のお家の庭にはパパイヤの木が沢山の実をつけています。庭先でパパイヤが採れるなんて、なんて南国的なのかなと思います。

こいのぼり

運動場の広場には5月のこいのぼりが、沢山風に泳いでいますが、今は、夕凪で風が止まった状態で、沢山の鯉はぶら下がった状態になっています。

タコ捕り名人の上間光元さんの船

恩納魚港にはタコ捕り名人の上間光元さんの船が係留されています。上間光元さんは、誰よりも先に漁場に行き、もう、帰港して、今頃は自宅で捕れたタコで一杯ビールをいただいているのではないかと、思います。

タコは下ごしらえ

朝日会に行くと、予想通り、上間光元さんの漁は終わっていて、上間さんが持ってきてくれたタコをこれから、塩もみをするところです。

タコは下ごしらえとして、塩でよく揉んでおくと身が柔らかくなります。

タコは下ごしらえ

登川喜永先生から「こんなお酒があるよ。」といただいたお酒は、60度もある、強いお酒です。アルコール60度の強い「花酒」と呼ばれています。普通の泡盛は30度くらいですから、とてもアルコールの強いお酒です。クバの葉で包まれた「花酒」の銘柄は「舞冨名」です。この外に「どなん」と「与那国」の3銘柄があります。

アルコール60度の強い「花酒」

与那国島だけのお酒なので、松葉博雄も奨められるまま、小さなグラスに半分ほどいただいて、少し口に含むように、恐る恐る味わってみました。

アルコール60度の強い「花酒」

メキシコのテキーラ、ロシアのウォッカを飲んだことがあり、若いときはウォッカを買ってきて、飲みやすくソーダ割りをするとか、オレンジジュースで「スクリュードライバー」を作り飲んでいました。

若いお嬢さん方は、自宅以外で、自宅でも誰かを呼んでいるとき、「スクリュードライバー」を飲むと大変なことになりますよ。オレンジ味なので咽越しはいいのですが、30分もすれば、足にきて、立てなくなってしまいます。

ビオスの丘

「花酒」でも、オレンジジュースで割れば、「スクリュードライバー」になりそうです。これを少しだけでもおちょこに一杯いただいただけでも、燃え盛るような、アルコールの強さを感じます。

とても強いので、「アフ、アフ」と言っていると、松田光正さんが「丁度今、これから、ビオスの丘に行くと、夕陽の沈むところが見えるので、行きましょう!」と誘ってくれました。

ホテルに一旦戻り、奥さんを誘って、松田光正さんとビオスの丘にある高台で、東シナ海に沈む夕陽を見ることにします。

ビオスの丘

途中、車の中でハブの話になりました。沖縄本島ではこれからの季節になると、茂みに入ると、ハブが出没する時期になります。
野辺に咲く、イジュの花が咲いたときには、「野原に入るな!」と言われるそうです。それは、ハブが襲ってくるからだそうです。

ハブは目で物を見るのではなくて、鼻先にあるセンサーで、人間の体温を感じて攻撃してくるそうです。ハブの話から、ハブ酒の話になりました。

ビオスの丘

ハブを捕まえて、ハブ酒を造ると高く売れることになります。大体、1匹1m以上だと5,000円くらいで引き取ってもらえます。素人がハブ酒を造ると、飲めたものではありません。

まず、ハブのお腹にある、これまでハブが飲み込んだ、ねずみ、あるいは小動物を胃の中で、消化していかなければいけません。

ビオスの丘

それには、方法として、瓶に真水を入れ、その瓶の中に、ハブをいれます。そして、少し上の水を空けておくと、ハブは一ヶ月くらいは水の中で、耐えることになります。

ビオスの丘

その間に、お腹の獲物が消化され、排泄物がどんどん水に出てきます。1ヶ月経っても、まだハブは生きています。お腹の消化が終わった頃には、焼酎に漬けて、さらに胃を洗浄します。いよいよ、お腹の中に何も無くなった時に、瓶詰めをします。この時、ハブは最後の気力で、ガッ!と口を開き、最後の姿となります。

ビオスの丘

ハブの話が終わる頃、車は今日の夕陽を見る、最高のロケーションである展望台に着きました。ここから、階段を歩いてのぼり、一番眺めのよい展望台へと進みます。

ビオスの丘

このビオスの丘から見る景色は、丁度、アメリカ軍のレーダー基地があるところです。この向こうには嘉手納の基地があり、この周りを哨戒機がずっと飛んでいました。この近くには弾薬庫もあるようで、大変重要な基地です。もし、弾薬庫に火がつくと、消火活動は大切なので、その為に、ダムを作って水を貯めています。

ビオスの丘

なかなか、夕日は暮れそうにありません。雲が少し出てきたので、サンセットの瞬間は見ることは出来ませんでしたが、夕日の綺麗な景色を見ることが出来ました。ここから見る、本部の方向は丁度、恩納村の一番、隘路になって、東シナ海と石川の金武湾が4キロくらいの狭い道になっています。

ビオスの丘

夕陽は、待っていても、サンセットの瞬間がなかなかやってきません。サンマリーナホテルから、出港しているサンセットクルーズ船が、ムーンビーチの沖をゆっくりと、セールが風をはらんで、波の軌跡を海面に描き残しています。ずっとこのまま、夕陽を眺めていたいのですが、恋人同士の、二人っきりのラブラブロマンスでもないので、朝日会の夕食時でもあり、そろそろ、山を下りることにしました。

山城売店

ビオスの丘の帰りに、この土地の古くからあるお店である、山城売店で、ここだけのお茶「樹齢七十年の味!香り欲、無農薬栽培の山城茶」を買いました。露地物のトマトも買いました、トマトが一山250円でとても安いです。

山城売店

においも、太陽の恵みの強いトマトの香りがします。本土なら、ビニールハウスで育成しているトマトも、ここ沖縄では、今の時期だとトマトは、もう、路地で栽培できます。



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