博士課程後期の院生は、査読論文作成がなかなか進めないのが悩みです。

家永秀則さん、菊池浩史さん、山﨑真嗣さんと松葉博雄の4名で、博士ゼミの反省会です。 2015年後期ゼミ第二回後 社長ブログ神戸/研究ブログ/市大ゼミ後の反省会

大阪市立大学大学院の博士ゼミが終わると、家永秀則さん、菊池浩史さん、山﨑真嗣さんと、松葉博雄の4人で、ゼミの反省会になります。

皆さんが選ぶ居酒屋は、大抵何か割引券を持ってるお店とか、スタンプカードがあるお店とか、なんらかの誘因があるお店です。

家永秀則さんは先週、研究テーマを経営理念に変えたという事で、それなら何かお役に立てそうだと、松葉博雄は、日本生命神戸支社が発行した神戸支社開設110周年記念社是社訓集を、家永秀則さんの調査の資料に持ってきました。

一次データを作る為には、インタビューに行くとか、アンケートをとるとか、実務家としての機動力を発揮して、がむしゃらに研究の基礎となる資料を集めて欲しいと思います。

資料が集まれば、それをパソコンソフトを使って分析に進む事もできます。

飲み会のメインテーマは、11月の松山市での忘年会です。

松山市には、大阪市立大学大学院の明石芳彦先生のゼミで一緒に学んだ竹田英司さんが松山大学の専任講師になっているので、竹田英司さんともお会いできます。

菊池浩史さんは、先週の松葉博雄がアドバイスした事を、真摯に受けてくれています。

お店の方が、近く創立記念日をするので、その日はビールが1杯100円になると嬉しい案内をしてくれました。

その日はゼミのある日ではないので、松葉博雄は、ビール1杯100円に誘われてわざわざ大阪に来る事も出来ません。

創業祭でビール1杯100円というのは思い切った提案ですが、

裏を返せば、それだけ競争が厳しいことが分かります。

限られた時間の飲み会なので、皆さんビールのピッチが速く、どんどん飲んでいます。

家永秀則さんは、松葉博雄の書いた投稿論文を持ってきていて、読んで疑問に思った事や、投稿論文の進め方についての質問がありました。

今読んでみても、よくあれだけ精密な論文が書けたものだと、自分自身で思います。

あの研究方法は、演繹法的な論理展開方法でした。

家永秀則さんが、研究テーマを途中から変えるとなると、相当な先行研究論文を読む必要があります。

その世界では、著名な研究者の書籍を、大体の所は読み込んで、その上で先行研究の足りないところを見つけて、そこに焦点を絞って、自説を展開させる事になります。

反省会は延々と続きます。アカデミックなテーマで飲みながら意見を交換することは、大変頭の刺激になります。

名残惜しい時間ですが、大阪の梅田の地下街も人通りがすっかり途絶えて、お店もシャッターを閉め始めると、もう帰る時間です。

阪急電車に乗って神戸の自宅に帰り着いたときは、空にはそろそろ満月を迎えそうな明るい月が頭上に輝いています。

まもなく日付も変わり、明日はまた普段通りの仕事があるので急いで着替えて、奧さんにゼミの概要を話して、ビールを飲みながら仕事の話もしていると、ほんとうに日付が変わってしまいました。

2015年10月26日(日)