博士課程は3年です。投稿論文が採択され、博士論文が執筆できます。

博士課程は3年です。投稿論文が採択され、博士論文が執筆できます。『経営理念の浸透が、顧客と従業員の満足へ及ぼす効果』、この投稿論文を読んだよと、家永秀則さんからお話がありました。 2015年後期ゼミ第一回(1) 社長ブログ神戸/研究ブログ/大阪市立大学大学院 創造都市研究科 博士ゼミ

大阪市立大学大学院 創造都市研究科 

博士課程の2015年後期のゼミが始まります。

夏休み前から数えて、

およそ3ヶ月間ほどゼミはお休みなっていました。

阪神百貨店地下道を通ると、ウィンドウ越しに見えるのは、

早くも紅葉したもみじです。

しかし、これはモミジのようでモミジではありません。

これは食べられるモミジで、

和菓子屋さんが作ったお菓子で出来たモミジです。

これが、日本の伝統工芸です。

明石芳彦先生のゼミは夕方6時半からの始まりですが、

少し早く来て、部屋の電気とクーラーをつけ、

皆さんが集まるのを静かに待ちます。

今日の予定は、家永秀則さんと菊池浩史さんのお二人の報告です。

まず、パワーポイントの準備をします。

最近のゼミは、板書書きはほとんどありません。

皆パソコンを使った、パワーポイントでの報告です。

パワーポイントの立ち上がりが、

何度やっても思うようにいかないときは、専門家の登場です。

ゼミ生の中でITが強い姓本憲和さんが、

始動するように手伝ってくれました。

家永秀則さんの研究テーマは、

高齢者が新たなビジネスを始めるその紐帯に関する研究でした。

それが一夏が終わると、秋になって最初の報告では、

経営理念にテーマが変わっていました。

報告の前の雑談の時、家永秀則さんは、

研究テーマを経営理念に変えてインターネットで先行研究を探していると、

松葉さんの投稿論文が

あちらこちらで参考文献として上がっている、と驚いたそうです。

 『経営理念の浸透が、顧客と従業員の満足へ及ぼす効果』の研究論文が、

その後、経営理念の研究の論文によく引用されているという事でした。

経営理念の研究は松葉博雄の専門分野なので、

家永秀則さんの報告はとてもよく馴染めました。

二人目は、菊池浩史さんです。

菊池浩史さんは、高齢者住宅を対象とした事例研究です。

発表の後、明石芳彦先生と小沢貴文先生から、

報告に対してコメントが入ります。

報告者は先生からコメントを聞いて、

それを査読論文作成に向けて参考にするわけですが、

二人の研究報告はずっとこの初期の状態で停滞しているように感じます。

松葉博雄の場合は、研究テーマの報告が終わると、

すぐ次の投稿論文に向けて、より詳しい投稿論文作りに進んでいました。

そうでもしなければ、短い間に投稿論文を何本か書き、

査読の結果を待っていたら、

2年や3年はすぐに終わってしまいます。

投稿論文が2本以上 採択されて、

そこから本来の目的の博士論文を書く事が許されるのです。

そうなると、3年の博士課程の期間は、

研究計画の通りには進めません。

ゼミが終わると、飲み会です。

2015年10月19日(月)