日本百選の湯 奥津温泉 吉井川に沿って奥津荘は建てられています。(4)

奥津温泉奥津荘の鍵湯、立湯、川の湯の3つの源泉温泉に浸かりました。 

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日本百選の湯 奥津温泉は静かな温泉郷です。

奥津温泉に来てみても、浴衣姿で温泉街を歩くような商店街はありません。

昨夜はいつものようにビールを飲んで、

窓の外に流れる吉井川の川の流れを子守歌にして、

いつの間にか寝てしまいました。

奥津温泉は日本百選の湯

日本百選に選ばれたほどの名湯なので、

なんとか元を取ろうと思って、

貧乏人根性でもう一度温泉に浸かることにしました。

食事の前の朝湯です。

これから入るお湯は、昨日の男女が入れ替わったお湯で、立湯です。

奥津温泉は天然かけ流しの湯

誰もいない立湯に、風呂の底の方からぷくぷくと、

自然温水が湧いて出ています。

増えたお湯の量だけ湯船のお湯は外に流れて、

何だか勿体ないような光景です。

朝湯からあがって朝食までの間に、奥津荘の付近を散歩してみます。

この奥津温泉のメインストリートには、人影は見当たりません。

朝日があたる奥津荘は、なかなか風格のある温泉宿で、古い歴史を感じます。

奥津温泉街を散歩

外を歩くと、奥津温泉名物の足踏み洗濯の絵が掲げられていました。

これが、熊の襲撃からすぐに逃げられるように足で洗濯物を洗う、

昔からの風習の光景です。

吉井川をまたぐ橋があります。

その橋を渡って、若い男性達の一行が走りながらこちらにやってきました。

一番先頭の若者は、一旦立ち止まって松葉博雄に向かって

「おはようございます」と、あいさつをしてくれました。

なんという清々しい青年達でしょう。

どこかの学校の合宿訓練なのか、

あるいは地元の高校生達の朝練なのか、

上半身が裸なので、ユニフォームの文字が見えませんでした。

『衣洗う奥津の親子』の銅像

橋のたもとには、親子で足踏み洗濯をする像がありました。

『衣洗う奥津の親子』という名の銅像です。

子どもの頃から、お母さんに足で洗う選択方法を習っているようです。

 

吉井川は岡山の三大河川

奥津荘の部屋から見える吉井川は、

すぐ側に近づいてみると、意外に豊富な水量です。

大きな音を立てて、川の水は下流に向かって流れています。

この吉井川の側に、

河川敷を利用して足湯の場所が設けられています。

冬ならこの足湯に浸かるだけで、

岡山県北の中国山脈から拭き注ぐ

冷たい風を忘れるほどの温かさを感じる足湯です。

足湯の側から見ると、松葉博雄が泊まっている部屋が向こうに見えます。

奧さんが窓際にいたので、

思いっきり大きな口笛を吹いてみると、

向こうの奧さんに届いたようで、

こちらに向かって手を振ってくれています。

散歩から戻って奥津荘に入ると、

朝日が玄関からロビーに向かって注ぎ込んでいる光が何とも清々しく感じました。

まとめ:奥津温泉は日本百選の湯

奥津温泉奥津荘を、ネットで予約したときは、

客慣れしたマス、マーケットてきな宿と、

想像していました。

実際に泊まってむると、

まだ、昔の古き良き時代の面影が残っている、

家庭的な温泉宿でした。

2015年8月6日(木)