たこ焼きの「たちばな」は、さんプラザビル地階です。

たちばなのたこ焼きは、大阪風と違って緩い生地で、出汁と一緒にいただく、別名「明石焼き」です。 たこ焼 たちばな

たこ焼きの「たちばな」

神戸名物 たこ焼の「たちばな」は、さんプラザビルの地階にあります。

たちばなは、さんプラザコンタクトレンズと同じように、

このビルができた頃からの老舗です。

朝ご飯が、まだ消化し切れていないので、

昼食は、軽いたこ焼きを選びます。

たちばなは、たこ焼きといっても、

大阪風のたこやきとは違い、完全に丸くありません。

生地も緩く、ふわっとした仕上がりで、出汁と一緒にいただきます。

たちばなのお店では、たこ焼きに明石の蛸を使っているそうです。

このような生地の緩い、ふわっとして出汁でいただくたこ焼きを、

別名「明石焼き」といいます。

一人前が10個で、松葉博雄と奧さんは10個ずつ昼食としていただきます。

神戸市長の久元喜造さんは、フェイスブックで、

たちばなの明石焼きを好んで食べると、

写真入りの投稿が以前にありました。

三つ葉が別皿に用意されていて、

この三つ葉をだし汁に入れると、一層風味が増してきます。

出し汁を啜ってみると、出汁汁だけでも美味しい、吸い物のようです。

刷毛で塗るソースも用意されていますが、

お客さんのほとんどは出し汁でいただいています。

1時を回った頃のお店ですが、

次から次へとお客さんが入ってきています。

カウンターの向こうの2人の焼き手は、

注文が入る前から見込んで、明石焼きを焼いています。

出汁に入れて、一層ふんわりとした、たちばなのたこ焼きは、

中を箸でつついてみると、明石の蛸がのぞいて見えました。

しばらく出汁につけておくと、緩かった生地は、いっそう緩くなり、

出汁の中で溶けそうな柔らかさです。

これをだしと一緒に啜っていただくと、なかなかの絶品です。

たちばなの明石焼きを置く木の台は、長年使い込んだ様子で、

熱い熱いたこやきで、木に焦げ目が残っています。

入り口に近い、たこ焼きを焼く場所の焼き手は、

お客様を案内する案内係も兼ねています。

一人前10個のたこ焼きの、お値段は620円です。

今日は、使っていなかった、店頭のたこ焼きの穴の空いた鉄板は、

お客の数に合わせて、稼働するのか、それとも通行人に対して、

デモンストレーション効果のためなのか、いつでも稼働できる体勢です。

たこ焼きの持ち帰りができるようですが、たこ焼きのような粉モンは、

やはり熱々が身上で、家に帰って冷めたたこ焼きでは、

お店の味が十分に伝わりません。

2015年6月14日(日)