城下町彦根の四番町スクエアを歩いています。

四番町スクエアは、大正ロマンをコンセプトにして生まれ変わった街です。 彦根ツアー(5)

彦根城をでて京橋を渡り、四番町スクエアに向かいます。四番町スクエアのうなぎや源内で、昼食を済ませた後は、これから骨董屋さんのある方向に向かいます。

駄菓子と玩具のたかさごというお店を見つけました。孫のUくんやリッキー君を連れてきたら喜びそうです。

あ!しまったと思ったのは、親子どんぶりのお店を見つけたときです。なんと、日本一の親子どんぶりのお店だということです。

その名は、日内地鶏ほっこりやです。こんな日本一の親子丼はぜひ食べてみたいです。

彦根の親戚宅からいつも頂くのは、松葉博雄が大好きな鮎の塩焼きです。その鮎の塩焼きを注文しているお店が、ここ木村水産株式会社が経営する、あゆの店きむら彦根京橋店です。

どんなお店なのか、中に入ってみます。目に映ったのは、小あゆ煮です。

お店の方に、「鮎の塩焼きのサンプルはないのですか?」と尋ねてみます。

女子スタッフの方は、ビックリしたような反応で、すぐに奥に入り、奥のスタッフに尋ねていました。

出てきた方も、鮎の塩焼きについての質問に慣れていないようで、はっきりとした返事がありませんでした。

四番町スクエアを歩いていると、お寺が見えます。お寺の前の石畳みには、なにやらカルタのようなものが書かれています。

読んでみると、「ぬれぎぬに うらみは深し 皿の数」と書かれていました。

これは番町皿屋敷の話です。お殿様の寵愛を受けたお女中が、お殿様の真意を推し量ろうと、お殿様が大切にしていたお皿を故意に割ってしまい、それを知ったお殿様は、お菊を手打ちにしてしまいました。

お菊は夜な夜な、おばけになって出てきて、お殿様はとうとう発狂してしまうというストーリーです。

彦根には、朝鮮通信使一行が、泊まったという屋敷跡があります。

このあたり、四番町スクエアは道幅が広く、観光客が集まりやすいように作られた施設です。

少し細い路地に入ってみます。車が入ってこない路地の奥に目指す骨董屋さんのお店があります。

今日は平日で観光客の姿は少なく、お店を覗くのも丁寧な接客をしてもらいます。

もし彦根藩の城下町の、昔のままの町並みであれば、城下町は敵が攻めてきたときに、道に迷うように、入り組んだまちづくりをしています。

それが都市計画で狭い町並みは広げられ、昔には絶対なかった噴水も作られ、観光客を誘致しています。

そろそろ目指す骨董やさんがある辺りにやってきました。

彦根といえばひこにゃんで、四番町スクエアの中にも、ひこにゃんの置物があちらこちらに置いてあり、ここはひこにゃんの街だぞと訴えています。

骨董屋さんの中に入ると、以前に彦根の骨董屋さんで買った、手あぶり用の火鉢と、同じ柄の火鉢が展示されていました。

以前に買ったときは5万円でしたが、今日の火鉢は1万8千円です。これは早まったのか、だまされたのか、気になって以前に買った火鉢との違いを探してみました。

さすが彦根の城下町で、古い家から出されたと思われる、がらくたのような骨董品が、店に溢れかえっています。

この中から素敵なお皿を探すのは、かなり神経を使います。

きらびやかな絵皿よりは、モノトーンの絵皿の方を探しています。

ちょっといいものがあれば、やはり値段は高く、更に良い物は、鍵の掛かったガラスのショウケースに、別格にして納められていました。

2015年6月11日(木)