5月の満月を見ながら、パッションフルーツゼリーを頂きました。

流体は、容器の形に沿って、固まることができます。固体は、容器に沿わせることができず、鉄なら叩いて、石なら削って、木なら削って、形を作ります。

パッションフルーツの実を使って、奥さんが、パッションフルーツゼリーを作ります。

パッションフルーツは、どこが原産地でしょうか?ウィキペディアによれば、

パッションフルーツ(和名:クダモノトケイソウ(果物時計草))は、アメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とするトケイソウ科の果物です。

和名は時計のように見える特徴のある花のトケイソウの仲間で、果物を実らせる種である事に由来します。

英語では、トケイソウを passion flower と呼ぶことから passion fruit の名があります。 なお、この passion に「情熱」の意味はありません。

パッションフルーツを収獲したら、しばらく置いておくと、果皮にシワが寄ってきます。

皺が寄ってくる頃は、周りには甘い香りが漂ってきます。

今夜は、満月のようです。東の空から月が昇り、21時頃には、水平線上から、30度ほど、昇ってきました。

沖縄の恩納村の、金城正浩さんからいただいた、パッションフルーツです。

これを使って、パッションフルーツゼリーを作るには、ゼリーの素(クール)を使います。

奥さんは、何度も、パッションフルーツゼリーを作ったことがありますが、改めて、金城千賀子さんに電話をして、作業工程をおさらいしています。

部屋中に、パッションフルーツの甘い香りが、漂っています。

パッションフルーツの果汁を、クールと一緒に攪拌すると、卵の黄身を溶いたような、どろっとした、パッションフルーツの果汁液になりました。

この果汁を、型に流し込みます。

パッションフルーツの果汁液は、受け皿の、容器の形に、沿った形になります。

人間の躾は、こうはいきません。希望する人間の形を、あらかじめ作り、そこに、軟らかい頭脳を、希望する形に押し込めようとしても、そうはいきません。

例外は、洗脳です。特殊な宗教では、教祖の考えに、ピッタリ沿うように、洗脳した事例がありました。

こうなると、生んで育てた親から見れば、何とか洗脳から、解放してやりたい気持ちになります。

満月の夜に、出来たてのパッションフルーツゼリーを頂くとき、そこに、アクセントを付けるのは、ミントです。刺身でいえば、ワサビです。

パッションフルーツゼリーも、刺身も、ミントや山葵に、染まりきることはありません。ちゃんと、自分の味を、主張しています。

 

2015年5月4日(月)