南あわじの由良港には、無料の足湯の入浴地があります。

うずのゆは、渦の湯です。うずが巻く足湯です。渦潮(うずしお)の渦でもあります。 淡路 (1)

寒くなりました。こうなると、夏には気が向かなかった、温泉に行きたくなります。

今日のドライブは、鳴門海峡大橋が見える、ホテルニュー淡路の、露天風呂を目指しています。

高速道路を走り、由良に向かいます。

空は青空で、外の空気は冷たいものの、車の中は快適です。

由良港に来ると、奥さんの提案で、足湯に行くことになりました。

由良港の足湯は、他の温泉からタンクローリーで源泉を運んで来ています。

足湯は、「うずのゆ」です。うずとは鳴門の渦潮のことです。

足湯に入って、出るときはタオルが必要になります。そのために、常日頃から車のトランクには入浴セットを積んでいます。

菊池寛の「俊寛」の一節から、「群青の恵み」が、石碑になっています。

群青の恵

群青色にはろばろと続いて居る大洋の上にはあほうどりの一群が飛び交って居る以外何物も見えない。

足湯には、既に何人かの先客が、お湯の中に足を沈めています。

由良港の桟橋には、鳴門観潮船の日本丸と、咸臨丸が、二隻とも停泊中でした。

渦潮が見頃なのは毎年4月です。4月になると、渦の規模が、うんと大きくなります。

この鳴門のうず潮を、徳島県と兵庫県で、世界文化遺産に登録しようという、協議会が発足しました。

以前にこの船に乗って、鳴門の観潮をしたことがあります。

日差しが暖かく、風が止まると、ポカポカとした、太陽の恵みを感じます。

奥さんが、足湯の準備をしている間に、松葉博雄は、4階の展望台に上がり、この付近の写真を写してきました。

これから足湯に浸かります。この足湯の温水は、とてもすべすべとした、ぬめりのある温泉で、入っていて、足だけなのに、血液の循環を通して、体中が温まってきて、長湯に向いています。

写真を撮ってもらいました。

コートを着たまま、足湯に入っているので、あまり良い格好ではありません。

長湯をしていると、ここのお世話をしている方が、近付いてきました。

名前は保居稔さんです。

この方は、足湯のお世話をするにあたり、足湯について、多くの著書を読んだそうです。

さらに、近隣の足湯のある温泉地に行って、そこの足湯について、教えを請うてきたそうです。

かなりの知識を習得したので、もう人前で20分や30分は、足湯についての講義が出来るそうです。

松葉博雄は、このお世話係の方と、話が弾んだので、名刺を出して自己紹介をしました。

そうすると、お世話係の保居稔さんは、ぜひ一緒に写真を撮ってほしい、その写真を自分の家に送って欲しいと、強いリクエストがありました。

必要だったら、先に千円払っとこうか?と言われました。いや、結構です。ちゃんと送らせてもらいます。ところで、送り先はどこですか?世話係の方は、紙とボールペンを持ってきて、今から住所を言うから、あんたがこの紙に住所を書いてくれと言われました。

先ほどの足湯は、誰もいなくなると、水槽の真ん中に、小さな渦が巻いていました。

これが、うずのゆの名前の由来かもしれません。

帰るとき、すっかり話が弾んだ世話係の方が、これからも真面目にやるんだぜ、と、励ましてくれました。

松葉博雄は、奥さんと一緒に、おかしくなりました。充分、真面目にやってきたつもりなのに、どう映ったのか、これからも真面目にと、励まされたことが、おかしくなりました。

2014年12月18日(木)