岡山県上斎原の、ワラビの塩漬けをいただきました。塩抜きをし、朝ご飯でいただいています。

塩を使った塩漬けは、塩を抜かなければ、食べられません。国債を日銀が無制限に購入した、借金漬けは、借金を抜かなければ、健全な経済は望めません。

わらびは、5月の食材です。ワラビを12月にいただいています。

どうして春のわらびが、冬に登場するのかといえば、ワラビの塩漬けを使っているからです。

岡山県の北部、上斎原に、スキー場があります。スキー場の雪が解けて、春の若葉が茂る頃、辺り一面にゼンマイが生えてきます。

ゼンマイが生えるのは、5月の連休を過ぎた頃です。

スキー場の草原で、沢山ゼンマイを収獲して、それを塩漬けにしておきます。

大きな樽に、いっぱいの塩を振りかけて、春のぜんまいは、冬の雪を被ったような、塩を被って、冬に現れました。当然、塩を抜かなければ、辛くて食べられません。

そこで、三日三晩、毎日塩抜きの為の水を入れ替えて、何とか蕨の塩抜きが出来ました。

奥さんは、わらびを使って、朝ご飯作りです。

5月に、例年いただく、津山市の、久宗立体牧場の、ワラビのように、美味しい蕨が出来ることを期待しています。

淡路市の一宮で買った、松本商店の、鰈のデビラを、卓上焜炉で、遠弱火でゆっくり焼いています。

今朝の日本経済新聞の経済教室には、一橋大学教授 斉藤誠さんの解説記事がありました。

選挙中ですが、「アベノミクス2年 デフレの診断 処方箋誤る」と、アベノミクスの先行き不安の記事です。

蕨の塩漬けを送ってくれたのは、次女が白陵高校でお世話になった、赤田進先生からです。

赤田先生のお手紙は、いつも元気いっぱい、血溢れる程の躍動感があります。

その手紙には、ワラビの塩抜き方法が、詳しく書かれていました。

塩抜きしたわらびを炊いて、朝ご飯にいただきます。

生のワラビと違って、生のようなぬめりはありませんでした。

朝ご飯は、当たり前のように、和食です。

無くてはならない、味噌汁があります。冬になると、香りを付けるために、柚子の皮が浮いています。

これから、朝ご飯をいただくのですが、気になるのは、自由民主党が、景気回復にはこれしかないと、主張している、アベノミクスについて、一部の不安が出ていることです。

アベノミクスの弊害は、日本銀行が、政府の発行する国債を、銀行から買い入れて、間接的に、迂回しながらも、実質は直接引き受けと変わらない、禁じ手を使っていることです。

こんなことをしていれば、弊害が出てくることは、予想が付きます。しかし、それでもなお、そうでもしなければ、今の日本の経済から、景気回復は、難しいということです。

政府主導による景気の回復は、民間から自然に回復してくる景気回復とは、やや異なります。

足りないのは、生産人口です。若い人達の職場です。勤労意欲の伴った、生産活動です。今の日本は、65歳以上の後期高齢者が人口の25.9パーセントを占めるような、人口構成になってしまいました。

2014年12月9日(火)