徳島県阿波市 切幡寺の境内には、芭蕉の群生が茂っていました。

切幡寺の後、うどん亭八幡で、うどんをいただきました。 四国八十八ヶ所巡り (7)

切幡寺の多宝塔に魅せられて、

しばらくは、この場所を移動するのが

もったいないような気持ちがして、

もっと長く多宝塔のそばに居たかったのですが、

奥さんが先に下山を始めたので、

ついて降りていきます。

奥さんの行先は、納経所です。

納経所で、スタンプカードのような役割をしている、

納経帳に、切幡寺に来た証として、

文字を書いてもらっています。

バナナによく似た、芭蕉の群生を見つけました。

ここは四国の高い所で、冬になればきっと、

雪も降りそうなほど、冷え込む場所です。

それなのに、芭蕉は越冬出来ているのです。

そういえば西脇の西林寺にも、バナナかと思ってしまった、芭蕉の群生がありました。

芭蕉とバナナの違いは、

見た目には分かりません。

何が違うのでしょうか?

調べてみると、

1.芭蕉の実は、バナナと違って追熟しないと食べられない

2.バナナには、葉っぱの裏に白い粉があるが、芭蕉にはない

3.バナナは熱帯性(温室か霜のない所でのみ生育)、

 芭蕉は温帯性の植物ということでした。

つまり、育つ環境が温度によって違っているようです。

芭蕉の群生の隣には、これまた不思議な、

綿のような花を戴く木がありました。

サザンカでしょうか?

再び、本堂の前に戻ってきて、

自販機の前で、温かいコーヒーを買い、

ベンチに座って一休みです。

ベンチの前には、この切幡寺の

お寺の皆さんが生活する、

お屋敷がありました。

先程まで参拝客で賑わっていた本殿の前に、

一瞬で人気がなくなり、

誰もいない状態になりました。

これが、本来の静けさでしょうか?

登って来た時に、一休みしながら歩いた石段も、

帰りは重力に引っ張られるように、

楽に下山しました。

車を停めているところまで、

細い道をゆっくり下って行くと、

途中の家の看板に、昔見たような、

相撲取りのポスターのような絵がありました。

絵には、「高野山四国参拝御用達 浅野総本店」

と書いてあります。

初冬らしい景色です。

陽のあたる軒下に、干し柿がぶら下がっています。

もう、かなり干し方が進んでいるようです。

さらに進むと、白い砂糖のような甘味が、

柿の表面についてきます。

切幡寺を探して、車を走らせているとき、

よく目に付いた、うどん屋さんの看板がありました。

それは、うどん亭八幡

(阿波市市場町大野島字新ノ池、代表取締役 妹尾 重幸さん)です。

徳島を車で回っていると、

うどん屋さんは沢山ありましたが、

こんなに大きな規模のうどん屋さんは、

これまで見当たりませんでした。

ここで昼食をいただくことにします。

松葉博雄と奥さんは、

二人とも一番人気の八幡うどんを注文しました。

抱合せに注文したのは、

お寿司の三貫セットです。

うどんができるまで、

お店の徳島新聞をお借りして読んでいると、

今日の記事のトップは、

昨年参院選「違憲状態」の活字です。

うどん亭八幡のお店が広く、客席が沢山あります。

しかし、この時間、お客様は少なく、

これから混むのでしょうか?

うどんをいただいた後、

レジで支払いをするときに、壁紙を見ると、

「四国霊場開創千二百年記念」の

ポスターが掲示されていました。

うどんも食べて、空腹も満たしたので、

また、次の行動に移ります。

お遍路の道は、青空で、

道傍の花も、清らかに見えます。

次は、四国八十八ヶ所巡礼の第11番目札所、藤井寺です。

藤井寺といえば、大阪にも藤井寺市があります。

何か、繋がりがあるのでしょうか?

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2014年11月27日(木)