いつまでも あると思うな 親と松茸

国産の自然林に生える松茸は、稀少性がますます増しています。そのうち、環境省の絶滅危惧種に指定されそうです。

社長研究室の記事は、6000本目を迎えます。6000本記念の記事を、何にしようかと考えました。考えてみても、大した考えも浮かばず、それなら滅多にないことを選んでみました。

滅多にないことといえば、この時期に国産松茸を沢山いただくことです。

孫のU君に言って聞かせている言葉があります。それは、「いつまでも あると思うな 親と松茸」です。

国産松茸は、自然条件が生む、最高の食材の一つです。国産松茸がどんどん減少しているのは、私たちの日常生活が、従来のように、山に頼らなくなったからです。

U君に、読んで聞かせる絵本には、「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山に芝刈りに行きました。おばあさんは、川に洗濯に行きました。…」

このように、昔の生活の中には、燃料は山に行って、枯れ草や小枝などを刈り取って、それを家の煮炊きに利用していました。

山には沢山の木が茂っていて、特にアカマツが多く茂っていました。松林を大切に守っていたときには、マツタケも自然の循環のように生えていました。

赤マツの根っこには、落ち葉が積もります。そこに松茸が生えるわけですが、これには自然条件が、松茸を発生させる要因になります。この自然条件が、現代ではうまく循環していないのではないかと言われています。

松茸を、岡山の美作市で調達してきました。マツタケのあの香ばしい香りは、どこから発生するのか、丹念に匂ってみました。

その結果分かったのは、松茸の傘の部分から、香りがでています。蕾の松茸を、傘の首の部分を、故意に折って、開いてみると、匂いが部屋中に漂うほど、香りが湧いてきました。

綺麗な形をした蕾の松茸を、包丁を使って切り裂いていきます。包丁を右手に、松茸を左手で押さえていると、左手にはマツタケの匂いが染みこんできました。

U君の次世代には、ますます天然マツタケは、入手困難になるように思います。そこで、U君にも、昔はこんな松茸があったのだよと、記憶に留めるように教えました。

マツタケの美味しい食べ方には、1.マツタケご飯、2.松茸のお吸い物、3.まつたけの土瓶蒸し、

4.マツタケのすき焼き、5.焼き松茸、6.茶碗蒸し、などがあります。

今日は、マツタケを使って、すき焼きと、お吸い物を作ります。

奥さんが、マツタケのお吸い物の用意をしてくれている間に、松葉博雄はスキヤキの用意をします。

少し暇なので、マツタケを使って、お皿に造形してみました。

こんな松茸細工は、U君にもなかなか機会がないので、U君は大喜びです。

U君にも、いつまでもあると思うな親と松茸の意味が、分かってもらいたいと思います。

その意味は、自然との共生です。自然と一緒に暮らす、循環サイクルを壊してしまうと、まつたけ以外にも、この先お目にかかれなくなる、植物や動物がありそうです。

もう一度、松茸をお皿に整えて、すき焼きの味付けに取り掛かります。

U君もお手伝いをしたがります。お肉を鍋に広げて、置く係をしてくれました。手は牛肉の脂でべとべとです。その手で、触っちゃダメだと、言いたくなります。

こんにゃくを入れたらいいのになぁと、奥さんに提案すると、U君は大賛成で、奥さんは反対でした。それは、こんにゃくを使って、おでんを作る用意をしているからです。

お肉にある程度、熱が通ると、次は松茸を上に被せて、さらにその上から蓋をします。

非常に緩やかな火で、ゆっくり蒸すように松茸を煮込みました。

鍋の蓋を開けて、席替えです。これまで上に乗っていた松茸君を、お肉の下に席替えしました。

席替えをすることで、肉汁が松茸に染みこんで、甘辛い味が松茸についてきます。

奥さんの用意した松茸のお吸い物も出来ました。マツタケのお吸い物といえば、無くてはならないのが、豆腐と春菊です。味付けは、うすくち醤油で付けています。

ジャーン!出来ました。マツタケたっぷりのすき焼きです。よほどの太っ腹のお店に行かないと、これだけの松茸の入ったスキヤキには、お目にかかれません。

デザートは、そろそろ今年最後のぶどうです。U君はブドウも大好きです。

もう一度おさらいです。U君に、覚えて欲しいのは、「いつまでも あると思うな 親と松茸」です。

2014年11月14日(金)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です