松茸の衰退要因は、桃太郎の時代のように、おじいさんが山に芝刈りに行かなくなったからのようです。

今夜の夕食は、松茸の土瓶蒸しです。松茸が沢山採れるようになるには、松茸のインキュベーターを守っていく、里山運動が必要のようです。

松茸の土瓶蒸しです。月例会議が終わった夜です。毎月、月の初めの第一週目の土曜日の業務終了後、社員が集まって、月例会議を行っています。

月例会議は、これまで、色々なテーマで会議を行ってきました。長い時間かかる時もあります。短い時もあります。

今夜の夕食は、松茸の土瓶蒸しです。これは、松葉博雄の奥さんが、午前中に準備をして、その後、奥さんも会社に出社して、会議が終わった後は、一緒に帰り、夕食をいただいています。

以前は、月例会議の後は、社員の皆さんとコミュニケーションを深めるために、近くの飲食店に行って、一緒に食事をしたり、お酒を飲んでいました。よく利用した店は、阪急高架下の、三宮「双葉寿司」です。

今夜の土瓶蒸しは、9月にしては早い、松茸です。9月の松茸は、輸入松茸です。なかなか、国産松茸は、入手できませんが、2013年10月には、国産松茸で松茸ご飯をしました。

>>2013年10月

思えば、松茸は遠くになりました。松葉博雄は、中学生の頃は、松茸がお弁当に入っていました。高校生の頃は、お墓の近くでは、気軽に松茸が採れていました。

>>2013年11月

松茸は、どうして遠くに行ってしまったのでしょうか?これまで聞いた話では、松茸は、松茸の菌がはびこる自然環境が無ければ、松茸は生えてきません。

岡山の美作で見た松茸は、1パックが56000円とか、23000円という高値でした。

>>2013年11月

松茸の菌がはびこるのは、松茸の育つ寝床のような、インキュベーターが必要です。その孵卵器を、「シロ」と呼んでいます。

シロの地下にはマツタケの本体の、菌糸体と菌根が発達していて、それが見た目には、土壌が白く見えています。そこで、松茸のインキュベーターのことを、シロと呼んでいます。

松茸が育つ、松の木の下の地表には、落枝・落葉などが蓄積して、富栄養化が進みます。

しかし、山の手入れをしないで、松の葉が落ちてくる状態に任せていると、分厚い腐葉土のようになってきて、松茸の生息環境としては不適になってきます。

こうなると、松茸は、インキュベーターを失って、生えてきません。

こうしてみると、家庭では、薪を必要としなくなって、ガスやプロパンに頼ってきました。

桃太郎の時代の昔は、おじいさんは山に芝刈りに行き、おばあさんは川に洗濯に行くのが、日常生活の中にありました。それが、おじいさんは山に芝刈りに行かなくなって、山が荒れてきたということになります。

そうなると、松茸の衰退要因は、生活の近代化ということになります。松茸の隆盛要因は、山の下草を、薪に利用する、昔のままの自然な生活となります。

2014年9月6日(土)