お寺の八十八ヶ所巡りがあるように、みずべの八十八ヶ所巡りもあります。

三好市東祖谷名頃の、かかしの里を通り抜けると、奥祖谷の二重かずら橋まで来ました。  徳島 (8)

剣山に向かう途中、とても良い眺めがありました。車を停めて、景色を見ています。ここは、 すげおいおおはしです。この辺りは菅生地区で、すげおいは菅生と書きます。

この、すげおいおおはしの更に奥には、四国の水辺八十八カ所の第10番、奥祖谷二重かずら橋があります。調べてみると、
四国の水辺八十八カ所について、ウィキペディアでは

四国のみずべ八十八カ所は、四国地方整備局によって選定された四国の水辺88選があります。88とは、四国八十八カ所に因んでいます。

徳島県には、

1.鳴門海峡、2.ウチノ海、3.吉野川河口、4.第十堰周辺のみずべ、5.善入寺島周辺のみずべ、6.美濃田の渕、7.池田湖、8.黒沢湿原とたびの尻滝、9.大歩危・小歩危、10.奥祖谷二重かずら橋と丸石谷川、11.土釜・鳴滝、12.貞光ゆうゆう館周辺の竹林とみずべ、13.穴吹川、14.雨乞の滝、15.こんにゃく橋のみずべ(鮎喰川)、16.新町川水際公園とケンチョピア、17.鷲敷ライン、18.日和佐海岸(大浜海岸)、19.轟九十九滝と王余魚谷川、20.海部川、21.母川、

高知県

1.室戸岬、2.鮎おどる清流キャンプ場のみずべ、3.手結港、4.物部川河口、5.兼山三又のみずべ、6.別府峡、7.轟の滝、8.桂浜、9.平家の滝、10.かめ岩のみずべ、11.瀬戸川渓谷、12.氷室の大瀧、13.波川鯉のぼりのみずべ、14.中津渓谷、15.大方町の砂浜、16.岩間沈下橋のみずべ、17.黒尊渓谷、18.入田のみずべ、19.トンボ自然公園のみずべ、20.足摺岬、21.竜串・見残し、22.樫西海岸、23.柏島、

愛媛県

1.遊子の段畑(遊子水荷浦の段畑)2.薬師谷渓谷3.滑床渓谷4.佐田岬からの夕陽5.肱川河口(長浜大橋)6.大洲を流れる肱川7.内子の屋根付き橋8.御幸橋9.御三戸10.面河渓谷11.衝上断層公園12.滑川渓谷13.白猪の滝14.三ヶ村泉15.重信川湧水群16.重信川河口17.松山三津内港18.来島海峡展望19.宮窪瀬戸20.河原津海岸21.武丈公園と加茂川22.西条アクアトピア23.魔戸の滝・奥魔戸、

香川県

1.豊稔池、2.香川用水東西分水工、3.有明浜、4.父母ヶ浜、5.紫雲出山から見た瀬戸内海、6.大見海岸・津島神社、7.オニバスの咲く池(前池)、8.満濃池と国営讃岐まんのう公園、9.土器川生物公園、10.沙弥島ナカンダ浜、11.柏原渓谷(綾川上流)、12.大滝山水源の森、13.公渕池、14.高松水の都今昔物語(サンポート高松・玉藻公園)、15.女木島・男木島、16.余島(天使の散歩道)、17.湯舟の名水、18.内海湾(大石久子先生が通ったみずべ)、19.屋島壇ノ浦(長崎の鼻)、20.大串温泉から見る瀬戸内海、21.津田の松原

橋から眺める、下の谷川の流れは、魚が上流に上れるように、魚道もついています。

橋を側面から見てみると、かなり高い橋脚です。日本はこのように、地方の奥地にまで、インフラが整っていて、社会的資本が充実していることに、改めて感心しました。

次に通り過ぎた町は、かかしが名物のかかしの里です。かかしの方が人口より多い集落、三好市東祖谷名頃の、かかしの里です。

通りすがりの観光客の人達は、やはりこのリアルなかかしを見て、皆さん驚かれるようです。元々は、鹿や、イノシシ等の獣から、農作物を守るために作り始めたそうです。

以前テレビで放送していたような気がするなぁと思い、ネットで調べてみたところ、徳島県の祖谷以外にも、全国で、このかかしの里のように、民家の軒先や畑に、本物とよく似た大きさとポーズの、紛らわしいかかしを置くのが流行っているようでした。

やっと、奥祖谷のかずら橋に到着です。奥祖谷かずら橋 の表示が出ています。

東祖谷山村観光案内マップには、いやしの温泉郷や、民族資料館、そば道場、八幡神社等の案内が出ていました。

奥祖谷二重かずら橋の入場料金は、大人500円、小人(小学生)300円です。キャンプ場もあるようで、キャンプ場の料金は、大人300円、小人150円でした。

松葉博雄と奧さんと片山正喜さんは、ここで3人で相談です。500円払ってまで、もう一度、第二のかずら橋を渡ってみたいかどうか、相談の結果、3人意見が一致して、パスです。

売店に行くと、釜あげそばやら、生そば、祖谷自慢生そばなど、色々なメーカーから出ているそばのお土産品がありました。この道の階段を下っていけば、その奥にかずら橋があります。

ここにもかかし人形です。かかしは、あまりにリアルだと、気持ちが悪く、あまりにかかしすぎると、面白くもなく、かかしの頃合いというものは、難しいものです。

お店には、「遠路はるばる 祖谷のかずら橋に来て下さり ありがとうございます

ゆっくり休んでいってくださいね

温かいお茶に冷たい水でも飲んで 帰って下さい」と、おもてなしの言葉が掲げられていました。

紅葉の頃の美しい風景をイメージしたポスターがありました。

どこか林の隙間から、かずら橋が見えないものか移動してみました。ずっと立木が密集していて、かずら橋が見えません。

奥祖谷の二重かずら橋は見えないまま、更に奥地の剣山に向かって、発進です。

2014年8月27日(水)