穴吹川で捕れた、天然鮎を『あめん棒』で戴きます。

穴吹川の川の側のあめん棒のオーナーは、中江和正さんです。穴吹川の水質は四国一番で、その清流で育った鮎は、四国一美味しいそうです。 徳島 (3)

穴吹川の目指すお店は、穴吹川で捕れた鮎を食べさせてくれる『あめん棒』です。

前日に予約をしています。あめん棒のご主人は、自分で鮎を捕るのではなく、鮎を捕った人から、買い入れる方法なので、立派な鮎を食べたいと思ったら、事前予約が必要です。

あめん棒は、穴吹川と吉野川が合流する川の、すぐ側にお店がありました。

お店に向かって、手前が穴吹川です。穴吹川は、国土交通省が管理する、四国の一級河川の中で、18年連続して、最も美しい、水の綺麗な清流であると認定されています。

あめん棒のお店に入って、窓側の席に案内され、窓から見える景色は、四国太郎と言われる吉野川と、その吉野川に合流する剣山を源とする、穴吹川の合流地点です。

あめん棒のおやじさんが言うことには、お店に向かって手前が穴吹川で、ここの鮎は、とても美味しいと力を込めて説明してくれました。

しかし、鮎を釣っている釣り人の姿が見えませんね。どうしたのでしょうか?

おやじさんの説明では、このあたり、鮎を食べる鵜が繁殖して、ほとんど鮎を食べきっているそうです。

水田の農薬を控えて、田んぼにカエルやドジョウが復活してくると、それらの小動物を餌にしている、鳥が増えて来ます。サギ、鵜、ゴイサギなどが、昔のように田んぼや川辺に飛び交っています。

窓から顔を出し、穴吹川の川の流れと、川の匂いを味わってみました。なかなか雄大な景色です。山が迫っている神戸では、こんな川幅の広い大きな川を見る事がありません。

まずは1杯と、奥さんとノンアルコールビールで喉をうるおします。

あめん棒のお店は、口コミで聞いて知りました。四国の中でも、鮎のレベルが高いそうです。

あめん棒のオーナーは、中江和正さんです。神戸から来たとお話すると、うちの娘も、神戸に地震が起きた頃、神戸大学の学生だったと言われました。

しばらくして、お待ちかねの鮎の塩焼きです。串に刺して焼いていないので、鮎の姿そのままです。

入り口におでんがあったので、ちょっとどんな味なのか気になって、こんにゃくと大根を戴いてみます。

今日のお料理は、鮎を中心としたコース料理です。

鮎の塩焼きの後は、鮎のフライです。

そして、鮎の天麩羅と続きます。

少し料理のスピードをゆっくりするようにお願いしました。沢山の料理なので、なかなか食べ応えがあり、ふぅふぅ言いながら食べています。

鮎コース料理は、選択肢がいくつかあり、松葉博雄と奥さんが2人なので、一つずつ別のメニューを選択して、2人でより多くのメニューをいただけるようにしています。

選択肢の一つは、鮎雑炊か、鮎そばです。

鮎そばは、蕎麦の上に鮎の塩焼きが乗っていて、その上から蕎麦の出汁をそそいで戴きます。

蕎麦は、あめん棒の店先で蕎麦打ちをしています。そば粉が8、つなぎ粉が2の二八蕎麦です。

鮎のかりかりをサービスに出してくれました。鮎の料理をした後の骨と頭の唐揚げで、塩山椒をちょっとつけて戴いてみると、骨せんべいのようにカリカリとした食感です。

「生きている、生け簀の鮎はどこですか?」と中江和正さんに尋ねると、うちでは生け簀はないと言われました。

≫2011年6月16日

以前に、宍粟市の揖保川にある『正起』の生け簀の鮎を手でつかんで、その手の匂いをかいでみると、草の香りのような、青畳のような、清々しい匂いがしました。その匂いを期待したのです。

あめん棒のコース料理は充実しています。フルーツはメロンで、デザートは、アイスの上にスイカが乗せられていました。

口コミの噂通りの美味しいお店でした。神戸から来るには、やや距離がありすぎます。しかし、ここまで、四国まで、穴吹川まで、清流を求めて来なければ、苔を食べた匂いのする天然鮎は頂けません。

この後帰るには早すぎるし、近くの河原で、穴吹川の水に浸かってみたかったのですが、奥さんが居合わせた地元のおじさんに、野菜を買えるところを尋ねたら、車で先導して案内してあげると言われ、おじさんについていくことになりました。

2014年7月24日(木)