安全と、水は、長らくタダと思われていました。

安全と水に、お金を払うようになったのは、パラダイムシフト(paradigm shift)です。

伊藤園から、おーいお茶の280mlペットボトルと、Relax ジャスミンティーが届きました。

2014年5月にも、送られてきています。

日本では、安全と水はタダと、思われていました。夜、外出しても、安全です。水道の蛇口を開ければ、水はタダで飲めます。

このような、安全と水は、お金を払うものではないと、以前は思われていました。それを変えたのが、安全性に関しては、セコムです。

水をお茶にしてお金をいただくように、考え方の文化を変えたのが伊藤園です。

伊藤園が、これまではタダと思っていたお茶に、お金をいただくようになってから、もう30年です。思えば、お茶にお金を払う文化は、すっかり浸透しました。

海外に行ってみると、水道の水が安全に飲める方が珍しく、たいていは、水は瓶に入れて売られています。

これまでの、伝統的な概念を変えてしまうことは、なかなか出来ることではありません。

ジュースだとか、コーラや、ビールなら、お金を払ってもいいよと思っている人たちに、家で作れば、家で飲めば、値段を気にしなかったあのお茶を有料にしたのですから、まさにパラダイムシフト(paradigm shift)です。

今回、伊藤園から大口ユーザーに、試供品の形で、沢山のお茶やジャスミンティーをいただいたので、社員の皆さんに分配して、みんなでいただくことにしました。

テレビで、何でも鑑定団という番組があります。企業が配った記念品は、何十年か経つと、骨董的価値が付く場合があります。

骨董的価値が付くためには、①保存状態が良いこと、②残っている数量が少ないこと、③収集家がいること、この3つの条件があえば、何十年かすれば、この伊藤園の試供品も、骨董的価値が付くかもしれません。

周りの皆さんに、骨董的価値を待つか、今飲むか、いずれか?尋ねたところ、全員「今飲む」ということになりました。

もし、骨董的価値が付くにしても、その価値を享受出来るのは、自分ではなくて、次の世代のようです。

2014年7月1日(火)