恩納村冨着から前兼久まで、国道58号線に沿って、ネオンが輝く街道になりました。

恩納村リゾート村は、ホテルが建ち並び、前兼久がその中心の、銀座通りに発展しています。  第147回沖縄訪問 (5)

ステーキハウスShigeに宮入一芳さんと一緒に、やってきました。

Shigeに入って気になった事は、お店が繁盛しているかどうかということです。お店に入ったばっかりの時は、流行っているかどうかは、まだわかりません。
Shigeのお客様は、観光客中心のようです。

料理を注文して、宮入一芳さんと一緒に食べています。お互いに話すことは、これまで歩んできた人生のことです。

会社のこと、家族のこと、奥さんのこと、そして沖縄のこと、更にこれからのことです。やはり、健康の問題が共通事項です。血圧がどうかとか、中性脂肪がどうかとかという問題です。

2人が共通して言えることは、奥さんの料理を食べないときは、出来るだけ野菜のメニューを摂るようにすることです。そういうことで、Shigeでも野菜サラダを注文しました。

今夜もShigeのハンバーグを頂きます。サイズはあまり大きくならないように、中程度のサイズにしました。

一緒に食事をしているお客様の中で、3人連れの女性が、記念写真を撮ろうとしていました。しかし3人が一緒に写るのは大変だったようで、松葉博雄が撮って差し上げました。大変感謝されました。

オリオンビールの後は、宮入一芳さんがボトルキープをしている泡盛を頂きます。

Shigeのオーナー冨着さんが、ご挨拶にとテーブル席までやってきて、サービスの一品を作ってくれました。

お腹いっぱいになってShigeを出ます。今日の勘定は、2人で3800円です。安いなと思います。それは内地との比較です。これから歩いて前兼久に帰ります。宮入一芳さんは、ホテルに帰ります。

その後1人で、冨着から前兼久へ、ゆっくりと歩いて行きます。冨着から、前兼久に続く、国道58号線の両サイドには、だんだんだんだん、お店が増えてきました。

どうしてこんなにお店が増えてくるのかと考えていると、もちろん、ホテルが増えたという理由もありますが、そのホテルのお客様のおこぼれを貰って、お店が増えています。

ホテルのお客様は、ホテルの中でお金を落としてくれたら、それはそれでいいのですが、お客様から見ると、ホテルの中で全てを終えることは、沖縄の文化に触れていないことになるので、外に出てみたくなります。それを狙って、このストリートでは沖縄文化を短時間で味わえるような店が、たくさんできています。

お店を、ひとつひとつ見ていきます。顧客獲得競争が有るので、ホテルまで無料送迎バスがあるのは基本です。値段を見てみると、だいたいが共通の値段になっています。

ホテルに泊まった観光客にしてみると、どこに食事に行こうかということは、それは事前の情報とそれからホテルで得られる情報によって、決まってきます。

お店は、できるだけ外を明るく、目立つようにしています。流行る店には流行る理由があり、流行らない店は、淘汰されて消えていくことになります。

沖縄に来て、沖縄の文化に触れようと思ったら、まずは三線の音楽、アグー、あるいは島らっきょう、島ぶどうを食べてみることになります。

以前よく利用していた、恩納つばきの前に来ました。外からお店の中が見えます。なかなかの繁盛振りです。恩納つばきは改装されて、以前とはかなり内装が変わっています。

通りを歩くと、お店の中から、賑やかな三線の音や、沖縄の賑やかな曲が聴こえてきます。これは、観光客を引きつける為の音楽です。

その時その時の瞬間を楽しくするための、エンターテイメント、おもてなしを心掛けるように、お店は励んでいます。

ゆっくりゆっくり歩いていると、ほとんどのお店のお客さんは、観光客であることが分かります。およそ1km歩いて見ると、昔と比べて随分飲食店が都会風になっていることに気付きました。

都会風になっていると言うことは、都会を基準にして、標準化を目指していることになります。観光客の立場からすると、今まで暮らしてきた文化の中で、ちょっぴり沖縄の文化に触れてみたいという折衷案が、標準化になっています。

2泊3日とか、3泊4日などで、沖縄の文化に触れることは難しいことです。しかし、それを提供するために、お店は頑張っているのです。

このように考えながら歩いているうちに、ホテルに戻って来ました。

部屋から見る、国道58号線に沿って広がる前兼久の街は、随分都会化して、ここが恩納村の銀座のように賑やかになっていました。ホテルの上層階にまで、賑やかな音楽が聴こえてきます。

2014年5月31日(土)


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