加護野忠男先生は、神戸スイーツ学会で、なぜ神戸のスイーツが美味しいか分析をされています。ル・ディマンシュ(Le Dimanche)神戸店は、手作りパンが美味しい店です。

神戸スイーツ学会の学会理事長 加護野忠男先生は、神戸のスイーツを研究しています。神戸のスイーツは、顧客、材料、職人の、ソフトパワーが、美味しさの秘密です。 ル・ディマンシュ

神戸スイーツの研究です。コーヒーにデニッシュ、と思い、奥さんに連れられて、トアロードにあるパン屋「ル・ディマンシュ」に行ってきました。

ル・ディマンシュは、神戸市中央区北長狭通3-12-16 T&Kビル1Fにあります。

松葉博雄の奥さんは、ここ、ル・ディマンシュのパンが好きで、ちょくちょく買いに来ているようです。

売れ筋の商品が、入り口の扉の外で紹介されていました。一個が200円前後です。

神戸は、スイーツが有名ですが、パン屋さんも沢山あります。パン屋の数だけでも300件以上あると言われる、洋菓子・パン屋の激戦区です。その中で、一個200円~300円の単価を維持し続けながら、生き残り続けるのは、なかなか大変なことです。

お店の魅力がお客様に伝わるようにするには、パンの美味しさもさながら、思わず手にとって、買いたくなるような、ディスプレイや雰囲気作りも必要です。

神戸のスイーツはなぜ美味しいかという研究は、神戸大学大学院経営学研究科の、加護野忠男先生を中心にした、加護野ゼミの研究報告が、以前に組織学会でありました。

神戸のスイーツはなぜ美味しいのかと研究すると、1.顧客、2.材料、3.職人の、ソフトパワーがあります。

顧客は、阪神間の富裕層が、顧客層になっています。味に厳しく、美味しいものに対してはお金を惜しまない消費者がいるということです。

材料は、明治の開港以後、港町神戸には良質な食材が輸入され、流通しています。中でも、増田製粉所の存在があります。

職人は、しっかりとした徒弟制度が根付いているからです。”同じ商品をつくらない”、”開業する場所について了承を得る”といった不文律があります。

以上が、神戸がなぜスイーツが味しいのかという、研究報告です。神戸スイーツ学会 第1回定例研究会「地域密着型産業と神戸のスイーツ業界」の、加護野忠男先生の講演概要です。(2011年8月30日)

デニッシュ部分はパリパリで、パン生地の部分のきめが細かくて美味しいし、コンポートは甘すぎず、フルーティで、果物の食感が残っている。果肉が、クリームチーズと、パリパリのパイ生地にとっても良く合っている。

どちらかというと、コーヒーよりも紅茶に合う感じがするわね、と、松葉博雄の奥さんが感想を教えてくれました。

味の感想は、少し矛盾していました。甘さを求めていながら、甘過ぎたらダメだそうです。食べ過ぎには注意していながら、何個でもいただけるそうです。お腹いっぱいになるほど、食べるのではなくて、小腹に丁度良いくらいが良いそうです。

2014年5月21日(水)