マレーシアで、ニョニャ料理を頂きました。マレーシア旅行記(18)

ニョニャ料理とは、主に中国料理の食材を使って作った料理に、ココナッツミルク、レモングラス、ウコンなどの、東南アジアのスパイスをブレンドしたもので、中国料理とマレー料理が混合したようなものだそうです。  マレーシア旅行記(18)

マラッカに向かう途中です。バスの中から、途中の景色を撮っています。今日は日曜日です。マレーシアでも日曜日は、学校も、仕事もお休みの日です。

マレーシアは数ヶ月、雨も降らず乾燥していました。それで、今日の午前中の雨はとても久しぶりで、二ヶ月ぶりぐらいだそうですが、雨が降れば植物は喜びます。渇いた道路の埃を鎮めてくれます。

郊外に向かうと、新築の住宅がたくさん建てられていて、そのあたりは工事現場の砂埃にまみれています。それが今日の雨で埃が鎮まるのです。

亜熱帯性の気候では、植物の成長は早く、雨さえ降れば、また植物の成長が促されます。

小休止した場所では、清涼飲料水を買って、バスの中で飲みました。コカコーラは、日本では自動販売機で150円ぐらいですが、マレーシアでは100円以下です。

これは、コカコーラのマーケティング政策として、その国の所得水準に合わせた価格設定をしているからです。海外に出てみると、日本のコカコーラの値段が高いことが、よくわかります。

雨がやんで雲が途切れ、日が差してくると、たちまち気温は上昇し、蒸し暑くなってきました。

そろそろ昼食の時間です。マラッカに行く前に、途中中華食堂によって、昼食を頂くことになります。停まった所は四つ角で、そのあたりはアスファルトを敷く道路工事をしていました。

雨も上がって、暑くもなく、とても良い季候です。日本で言うと6月頃でしょうか。雨のおかげで、空気が少し澄んできたので、森林火災による、煤煙予防のマスクはいりません。

SUMさんの案内で、中華食堂に入ります。お店の前に椰子の木があり、椰子の木にいっぱいの種子がついていました。芽が出るかどうか分かりませんが、この椰子の種子を採取して、神戸で発芽させてみます。

マレーシアはいろんな言葉が混ざっています。公用語はマレー語ですが、英語と中国語も広く使われています。お店の看板でも、表記がマレー語だけであったり、英語だけであったり、中国語だけであったりというのが見受けられます。

マレーシアは約500年前の1511年、それまでのマラッカ王朝がポルトガルによって植民地化され、その後、1641年に、今度はポルトガル勢がオランダに攻略され、ポルトガルからオランダの植民地となりました。

1896年、マレー連合州が結成され、マレー半島全域が英国植民地となります。1941年の太平洋戦争時には日本軍が一時占領し、戦争終結後に再びイギリスの支配下になりました。

1963年にマレーシア連邦が成立、やっと他国の支配から独立を果たします。こんなマレーシアの植民地の歴史を、SUMさんからバスの中で聞きました。その理由は、これから行くマラッカに、あの有名な、東インド会社があるからです。

昼食の中華料理も、食べやすい料理でした。料理は、中華料理と、インド料理と、マレーシア料理が混ざり合ったような、一般的な家庭料理でした。

インド料理と分かるのは、カレーを使っているからです。カレーは旅行客用に、やや辛さを控えたカレー味です。

イスラムでは、豚肉を食べないので、代わりに鶏肉がよく出ます。

この食堂でも、ビールを頂きました。今日の昼食は、ニョニャ料理です。

ニョニャ料理とは、主に中国料理の食材を用いて作った料理に、ココナッツミルク、レモングラス、ウコンなどの、東南アジアのスパイスをブレンドしたもので、中国料理とマレー料理が混合した料理のことです。

2014年3月16日(日)