マレーシア鉄道に乗って、イポーから、クアラルンプールへ、2時間半の鉄道旅行です。マレーシア旅行記(14)

マレーシア鉄道に乗って、イポーから、クアラルンプールへ、2時間半の鉄道旅行です。

マレーシア鉄道は、各国の技術が結集した鉄道です。日本からも、車両と電気の技術が活かされています。   マレーシア旅行記(14)

マレーシア鉄道に乗るために、近くのイポー駅に向かいます。イポー駅から、クアラルンプール旧中央駅まで、マレーシア鉄道の旅です。

バスは、イポー駅で私達を降ろした後、バスだけでクアラルンプールへ向かい、私達がマレーシア鉄道で、クアラルンプールに着いた時には、バスが先着していて、私達を待っていてくれる予定になっています。

バスの中で、マレーシアの医療費の話になりました。昔、ガイドのSUMさんは中央病院で生まれたそうですが、出産費用は今の日本円で、だいたい150円だったそうです。

15年前、子供さんが市立病院で生まれたときは、15万円かかったそうです。今でも中央病院の自然出産は3~4千円ぐらいです。

駅が見えてきました。マレー鉄道のイポー駅です。外観は、アメリカのホワイトハウスのような感じで、白亜の駅舎がとても美しいです。

駅の案内図を見ると、ペナン島から、オランウータンの住むブキットメラ湖までの位置関係が分かりました。そして、イポーからクアラルンプールまでの位置も分かりました。

これからマレーシア鉄道に乗り、イポー駅からクアラルンプール旧中央駅まで行きます。出発は15時で、乗車時間はおよそ2時間半だそうです。

駅の中は、売店、コーヒーショップがあります。近くには郵便局、裁判所、そしてオフィスビルが多いです。

マレーシアでは、駅のホームに入るのは自由です。誰も止める人はいません。見送りをする人は、列車の窓にまで近づいて、見送りすることができます。

マレーシア鉄道は、韓国の企業が請け負って、電化工事をし、最近リニューアルした鉄道です。

日本の企業も、丸紅と三菱電機が、マレーシア国有鉄道南北幹線の、車両と電気制御部分を受注しています。

イポー駅は1893年に開業した駅ですが、2008年に駅構内を全面改築したため、とても綺麗な駅です。

ちなみにイポーは、マレーシアで3番目に大きい都市で、「ホワイトコーヒー」が有名な地でもあります。福岡市が、姉妹都市として指定されています。

電車が来るまで、向こう側のホームに渡り、付近の景色を写真に収めました。向こうに見えるのは、インド風の、ヒンドゥー教の寺院のように見えました。

長い間、イギリスの植民地であった影響で、駅の造りも英国風です。マレーシアをまわってみると、イギリスに植民地支配されたことへの反発はでていないのかと、不思議に思います。

マレーシア鉄道は、日本の鉄道と同じように、レールは狭道です。このマレーシア鉄道を使えば、マレーシアを超えて、タイにまで進むことが出来ます。

さて、いよいよ列車が来ました。車体は韓国のヒュンダイでつくられた、まだ3年目の新しい車体です。

マレーシア鉄道はきっと、韓国が他の国との競争入札に勝ち抜いて獲得した、鉄道システムだと思います。

ここで働く人のユニフォームは、車両と同じ、黄色と青を基調としたユニフォームです。

列車に入り、窓越しに駅舎を見ると、窓のガラスがかなり、煤けていました。

出発までまだ時間があるので、松葉博雄は、奥さんからティッシュペーパーを受け取り、電車から出て、自分の席の外側のガラスを拭きました。写真を撮るためには、出来るだけ、透明なほうが良いからです。

(マレーシア政府観光局ホームページより)

これからマレーシア鉄道に乗って、クアラルンプールに向かいます。マレーシア政府観光局の地図では、位置関係はこんな感じです。

2014年3月15日(土)