キャメロンハイランドでは、名物のスチームボード(マレー風鍋料理)をいただきました。マレーシア旅行記(10)

キャメロンハイランドでは、名物のスチームボード(マレー風鍋料理)をいただきました。キャメロンハイランドでは、ナスやピーマン、イチゴの春夏野菜と、白菜、大根の冬野菜が、同時に栽培されています。 マレーシア旅行記(10)

キャメロンハイランドのホテル、

ケアバレー アパートメント

(HOTEL KEA VALLEY APARTMENT)に着きました。

ここで、キャメロンハイランドの名物料理、

スチームボード(マレー風鍋料理)を、夕食に頂きます。

キャメロンハイランドという地名は、

1885年にイギリスの国土調査官

ウィリアム・キャメロンが

初めてこの地を訪れたことから名づけられました。

マレーシアのインフラは、

電気、火力、水道が通っていて、比較的整っています。

しかし、生水は飲めません。

水道局に管理してもらって、低地からでも、

高地へ水道を引っ張っています。

ただ、キャメロンハイランドの人は、

マレーシアのルールとは違って、山の水を使っています。

マレーシアの政府に、2020年、

コタキナバルへ原子力発電所を持ってくるという提案がされています。

コタキナバルは海が近い所です。

原子力発電所の建設は、福島原発の事故以来、

他の国はもう建設はダメみたいで、

マレーシアでやれるかどうか、心配されるところです。

マレーシアの国内でも、やはり、

原子力発電所建設に反対意見は出ます。

スチームボードの名前を聞いたときは、

どんな料理かと思っていました。

実際、テーブルに出てきたのは、簡易コンロの上に、

鍋を乗せて、鍋の中には日本でもお馴染みの、

寄せ鍋のような食材を一緒に煮て食べる、ごっちゃ煮料理です。

ちくわとか、海老、豆腐、きのこ、湯葉など、

まるっきり我が家で食べる鍋料理と変わりません。

しかしこれが、キャメロンハイランドの

スチームボードに変わる、秘訣があるのです。

それは、秘伝のタレの味です。

「夕食の鍋にはよく火を通して下さい。」と

SUMさんからアナウンスがありました。

多分、これまで生煮えで食べて、中った人がいたのでしょう。

松葉博雄の奥さんは、ビールの代わりに、

SUMさんに聞いた、

イチゴを100%絞っているイチゴジュースを注文しました。

すると、出てきたイチゴジュースは、

お湯で割ったイチゴジュースです。

これは、大失敗です。温かいイチゴジュースは、

飲めたものではありませんでした。

給仕係の方が、鍋を取り分けてくれます。

食事の時ハエが飛んできたら、

皆さん少し手を振って払って下さいと、言われた通り、

ハエが飛んできて、食材に止まると、

急いで手で追い払いました。

SUMさんの話では、ここは周りには、

あまり遊ぶところもありません。

この辺の人たちは、働いても遊ぶところがないので、

お金を使うことがありません。

それで、マレーシア、キャメロンハイランドに住む人たちは、

年に2~3回、海外に行ったりします。

日本の農業観光ツアーに行くこともあります。

北海道8日間の旅、ここの経営者の家族も、

先月北海道に行ったそうですが、

行くまでみんな元気だったのに、

寒くて雪が多くて、慣れない雪に転んで怪我したりして、

大変だったようです。

キャメロンハイランドは、ヒマワリのはちみつが有名です。

今日は鍋料理なので食卓に出ませんでしたが、

洋食やおやつを頼んだ時には、

現地産のハチミツが頂けるかもしれません。

この辺は昔は道路が無く、山でした。

キャメロンハイランドには、2万人位の人が住んでいて、

村が7カ所あります。

ホテルへ来る途中、屋根の繋がった

インドアハウス(ビニールハウス)が見えました。

ここで有名なのはイチゴ、

他にも高原野菜は色々種類があって、

たとえば白菜、青梗菜、ほうれん草、きのこ、えのきなど、

色々栽培しています。

食後、食堂の周りの、野菜を置いている場所を見て回りました。

マレーシアは暑い国ですが、

キャメロンハイランドは高原なので、

日本と同じような野菜が栽培されています。

標高は100メートル上がると、

気温が1度下がる勘定なので、1000メートルだと、

10度、1500メートルだと、15度、平地より低い気温になります。

どこかで見たような蜜柑です。そうです、これは金柑です。

金柑を観賞用の鉢物として育てています。

支柱を立てて、金柑の枝を上向きになるように、

支柱に縛っていました。

高原リゾートは3カ所あります。1600メートルと、

もう一カ所が1800メートル、

もう一カ所が2300メートルです。

途中、先住原住民がいます。

彼らは、途中のテント屋台で商売しているのだそうです。

ホテルの台所を見て回ると、

キャメロンハイランドの高原野菜が並んでいます。

お馴染みの、ピーマン、ニンジン、なす、白菜、大根、

キャベツなどが、スチームボードの食材として、用意されています。

キャベツや白菜は、日本のものに比べると、

やや型が小さい感じがします。

白菜などは、寒いときに市場に並ぶ冬野菜なので、

いくら高原でも、日本の国内ほど、

気温が下がっていないことが分かります。

しかし、白菜や大根の冬野菜と、

なすびやトマトの夏野菜が、

並んで育つのですから驚きです。

こうなると、漬け物は、冬の漬け物もあれば、

夏の漬け物も出来るような、

お漬け物が好きな人にはたまりません。

ナスの糠漬けは美味しいし、白菜の浅漬けも美味しいし、

一年中、夏の漬け物も、冬の漬け物も食べられそうです。

なんと、サツマイモというか、マレーシア芋もありました。

鳴門金時のような、細い芋もありました。

道路に向かって、野菜を売っている女性は、

松葉博雄が近付くとにっこり笑って、

手で指さして、野菜を買うように勧めてくれましたが、

松葉博雄はゼスチャーを交えて、お腹をさすって、

もうお腹がいっぱいのマネをすると、笑っていました。

キャメロンハイランドのイチゴは、

奥さんが買って食べてみると、

日本の様な甘さの追求はありませんでした。

キャメロンハイランドにバスで登ってくる途中、

ビニールハウスを沢山見ましたが、

あのビニールハウスで、ここに並んでいるような、

高原野菜でイチゴを栽培していることが、

実際に見て分かりました。

食事が終わってからホテルまで20分位、

1600メートルから1400メートルまで降りてきて、

ホテルにチェックインします。

2014年3月14日(金)