ペナンの植物園では、日本の桜に似た花が咲いていました。マレーシア旅行記(6)

ペナンの植物園で見た、オオオニバスが、野外で育っていました。 マレーシア旅行記(6)

寝釈迦仏寺院の後は、ペナンの植物園に立ち寄ります。 ペナン植物園は、1884年にイギリスの植物学者チャールズ・カーティスの監督のもと、造園されました。

ペナン植物園 オフィシャルホームページ

http://botanicalgardens.penang.gov.my/en/

植物園の中で何が見どころかというと、自然の緑、熱帯雨林の風景です。

ペナンの島全体で見れば、この辺りの植物園とは違い、どこを向いても街、家なので、人口が溢れて道路が狭くなっています。今ペナンでマンション1件購入するとすれば、最低でも1500万円以上かかります。

もっと高級な住宅分譲地は、海向きの家で約3000~4000万円します。現地のロングステイの駐在員、ヨーロッパ人もいます。

ガイドのSUMさんが、日本の桜によく似ている花があると紹介してくれたのは、インドローズと言われる花です。確かに、遠くから見るとよく似ています。近付いて、落ちた花を見てみると、桜の5弁よりも多い、8弁でした。

イギリス、ノルウェー、ドイツ、スウェーデンなど北ヨーロッパの人達は、1年中でもほとんどの季節が寒いので、マレーシアの暖かさは嬉しいようです。

沖縄でよく見かける、ヘゴヤシの栽培室がありました。ペナンでは、沖縄より温度が高いので、ヘゴヤシはやや気温を抑えた部屋で栽培しています。

そろそろ3月の中旬位になると、日本は暖かくなって、日本の南端から桜の季節が始まります。マレーシアの学校はこの頃お休みになるので、ベストシーズンの日本に観光に来る人も多いそうです。

マレーシアの人たちが、日本に観光に行くようになったのは、2005年頃が始まりで、それから9年間経ちました。

以前はVISAの取得が厳しかったのですが、2009年7月以降は規制緩和されて、簡易的なチケットで日本へ遊びに来られるようになりました。

3月の例年にない寒い神戸から、真夏のようなマレーシアに来て、もう汗がにじみ出るような暑さに、目が眩むような眩しさが加わり、どこかで冷たいコーラでも飲みたくなります。しかし、自販機が見あたらず、冷たい飲料水はなかなか買えません。

駆け足で植物園を見て回るので、引率のSUMさんは、もうバスの傍に行って、みんなを待っています。松葉博雄は、もっとゆっくり見たいのですが、後ろ髪を引かれながら、バスに向かっています。

2004年9月に、沖縄海洋博公園・熱帯ドリームセンターに行った時、子どもが乗れるほどの大きなオオオニバスが、温室の人工池の中に浮かんでいたのを思い出しました。

≫2004年9月

綺麗だなぁと、思わず足を止めたのは、蓮池です。蓮の池では、沢山の蓮の花が咲いています。

蓮は仏教では、心の落ち着きを表す、ニルヴァーナ(平安)花として、よく登場しています。

ペナン植物園の後は、海外ツアーでお馴染み、現地旅行会社の、提携先の宝石店へ連れていかれています。

金製品が今値上がりしているので、お値段は随分高くなっています。と言われても、高価なものほど、一見の店で買うのは、リスクがあります。

マレーシアで成功しているのは、中国人の経営者が多いそうです。なぜでしょう?物事によく気がつくからでしょうか。商売が上手なのは、一代だけではなく、長い間で築く、家の文化のせいでしょうか。

マレーシア人に比べると、華僑の人たちは、子どもの教育にも熱心です。アメリカの大学へ留学して、そのままアメリカで就職して家庭を持てば、もうマレーシアには帰ってこない人も多いそうです。

お店の期待に反して、ここで買い物をする人は、あまりいないようです。

スケジュールの詰まった旅行では、現地の普通のお店に行く機会が、ほとんどありません。そこで、土産物を買おうとすれば、旅行会社が案内するお土産店で買うしかないのです。

旅行会社が案内する土産物屋では買う気がしないので、この店では見ているだけです。一応、お目当ての土産物の価格水準は覚えておくことにします。

2014年3月14日(金)