マレーシア航空機で、クアラルンプール空港に着きました。飛行時間は約7時間です。

マレーシア航空機でクアラルンプールに着くと、2時間後にはペナン行きの便に乗り換えて、およそ50分でペナン島着です。 マレーシア旅行記(2)

マレーシア航空機の中では、長時間座っていると、

いわゆるエコノミークラス症候群の症状が現れてきました。

窮屈なスペースの狭い座席でじっとしていると、

血行が悪くなり、足がむくんできます。

フライト記録を見ていると、

マレーシア航空のMH053便は、南シナ海を南下して、ベトナムの近くに来ています。

窓から見る景色は、高度1万mなので、雲ばかりです。

まもなく着陸という機内アナウンスがある頃には、

窓から見る景色は、湘南海岸よりも遙かに長い海岸線です。

あの長く伸びた海岸線は、どんな海が広がっているのでしょうか?

きっと珊瑚礁と、熱帯魚の素晴らしい海ではないかと、

考えるだけでわくわくしてきます。

ここは亜熱帯地域です。積乱雲が所々に、

標高にすれば2000~3000mもありあそうな高さにまで発達して、

まるで一つ一つが切り立った山のように見えます。

マレーシア航空のMH053便の右の翼を通して、

マレー半島の一部が見えてきました。

亜熱帯植物に覆われた、緑の美しい半島です。

所々、緑の亜熱帯植物を切り裂くように、道が付けられれています。

長い河も見えてきました。いよいよマレーシアに近づいて、

まもなくクアラルンプール空港に着陸です。

クアラルンプール着は、定刻の17:05分です。

空港を見渡すと、関西空港よりも、馴染みの神戸空港よりも、

はるかに広い広い空港です。

この空港も、きっと何十年か前には、亜熱帯植物に覆われた、

森林だったかもしれません。

その頃の亜熱帯植物森林に住む動物たちは、ブルドーザーで追い立てられて、

今ではコンクリートに覆われた滑走路に変わっています。

クアラルンプールに着いても、ここで泊まるわけではありません。

今夜の宿泊地は、ペナン島です。

ペナンには、マレーシア航空のMH1162便に乗り継ぎです。

その間、およそ2時間クアラルンプール空港で待機していました。

クアラルンプール空港は、霧か、スモークか、黄砂か、はたまたPM2.5か、

どんよりした空気に覆われて、向こうも見えないほど霞んでいました。

このときは原因が分かりませんでしたが、この空気の濁りは

、近隣の森林火災から発生する煙だったようです。

クアラルンプールからペナン島へは、国内便ですが、

国内便といえどもパスポートの提示が求められます。

およそ50分のフライトで、ペナン島に到着しました。

ペナンは、マレー半島から少し離れた四角い形の島です。

この小さな島に、沢山の人が住んでいます。

荷物検査は厳重で、脱帽し、上着を脱いで、

金具の着いたベルトは外して、金属探知機を通ります。

ペナン空港では、マレーシアで使う現金の両替所がありました。

一万円で300リンギットです。

これからは、物の値段はリンギットで表されるので、

一回ずつ1リンギットがおよそ33円として、円に換算して考える事になります。

ペナン空港を出ると、現地のトラベル会社の担当員が待っていました。

これからお世話になる担当者は、中国系のマレーシア人です。

その名前は、多分ニックネームと思われる、SUM(サム)さんです。

サムさんの案内で、これから5日間利用するバスに乗り込み、

かなり遅い夕食に向かいます。

周りは暗く、着いたばかりのマレーシアは、

まだどんな文化なのか分かりません。

空港からバスに揺られて、やや下町の中華料理店に案内されました。

円卓テーブルに座って待っていると、

細麺のワンタン麺が、全員に配られました。

えっ!と驚くような、質素な晩ご飯です。

もう日本時間で22時半なので、夕食というより、夜食です。

マレーシアはイスラム教なので、アルコールは禁止ですが、

旅行者は、お金を払えば、飲食店でアルコールが飲めます。

ただし、アルコールはマレーシアでは作っていないので、

全て近隣からの輸入品です。

ラーメンが300円、ビールが450円位でした。

マレーシアでは、全ての値段が旅行代金に入っているので、

そう大したものは出ません。デザートには、スイカが出ました。

夕食後は、1泊目のペイビューホテルに向かいます。

レストランからホテルへは30分位で着きます。

今夜は長旅で疲れているので、同級生が集まるミーティングはありません。

松葉博雄と奧さんは、神戸から持ってきた、スダチ酎をお水で割って、

寝る前のお酒にしました。

マレーシアでは、決して生水は飲んではいけません。

全てペットボトルの水で通します。

マレーシアの人達も、水はペットボトルか、水道水を浄化して、

煮沸して飲んでいるようです。

明日は、ペナン観光です。

2014年3月13日(木)