節分が季節の行事として大切にされているのは、巻き寿司を食べる日だからではありません。

コンタクトレンズの業界では、コンタクトレンズの需要期が、立春の頃から始まるので、節分の日を待っています。

節分の日が来ました。節分が、季節の行事として大切にされているのは、巻き寿司を食べる日だからではありません。節分の翌日が、立春だからです。

年賀状をいただくと、多くの年賀状に、迎春とか、新春のお慶びとか、とにかく春が来ることを祝っています。旧暦に当てはめると、年賀状の迎春とは、この立春の頃のことです。

中国では、お正月を旧暦で祝っているので、新年と立春がほぼ近く、春を迎えることが、めでたいことであるということが、伝わってきます。

我が社でも、毎年節分を大切にしています。コンタクトレンズの業界では、昔から、コンタクトレンズの需要期が、立春の頃から始まるからです。

例えば、初めてコンタクトレンズを使用するきっかけとなるのは、就職、進学、入学をきっかけとしています。入学の前には、入学試験があり、受験シーズンが終わると、合格発表のシーズンになり、合格が決まると、入学、進学の手続きが始まり、その中で、メガネからコンタクトに変わることがあります。

日本の期首は、4月1日になっています。4月1日の入学、進学、就職に合わせて、その前にコンタクトレンズを購入しようという機運が高まってくるのです。

そして、機運の高まるきっかけとなるのが、節分です。節分には豆まきがあり、家にいる鬼を駆逐し、外から福を招き入れるという、伝統的な文化があります。

この伝統的な文化に便乗して、上手なマーケティング政策を考えたのが、日本の海苔の業界です。節分に巻き寿司を食べると福を呼ぶという、発想の転換をして、巻き寿司を食べるという風習を広めていきました。

この後続く、バレンタインのチョコレートも、チョコレート業界が考えた、マーケティング政策です。そうすると、コンタクトレンズ業界も、節分を利用して、コンタクトの普及を図る行事を考えたらいいのです。

太巻き寿司を注文した「一寸法師」は、社長、マネージャー、従業員の皆さんも度々利用しているお店です。今回、従業員の皆さんにお配りする巻き寿司を注文したら、サービスで福豆が付いてきました。

節分とコンタクトを、どのように結びつけるのか、なかなかストレートな答えが出ないかもしれません。

コンタクトを使うと、視力が回復するので、これを「目が出る」と置き換え、目が出るを、芽が出るに置き換え、明日から立春だから、間もなく芽が出るに、苦しいダジャレに持って行く方法があります。

さんプラザコンタクトレンズでは、芽が出るとは言っていませんが、毎年社員の皆さんに、太巻き寿司を用意して、お昼ご飯に替わるように、巻き寿司一本丸ごと、全員に提供しています。巻き寿司は、一寸法師の巻き寿司です。

こちらの小袋には、一袋ずつに豆が入っています。スタッフの方が、今日は節分だからと持ってきてくれました。

このような従業員へのサービスも、誰かが裏で気を遣って用意をしてくれているから、ちゃんとその日に巻き寿司が沢山届くのです。

巻き寿司を食べる人も、福がくるのを願って食べるのですが、水面下では、誰かがそれまでに色々と準備をしていてくれるから、福が来ることを忘れないで下さい。2014年の2月3日節分の日の、巻き寿司の食べる方向は、東北東です。

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2014年2月3日(月)