淡路島の夢舞台に、U君家族とコスモスの花を見てきました。

淡路島の夢舞台に見る、秋の夕暮れは、三夕の秋の夕暮れを連想させる、寂しさのある秋の夕暮れです。U君家族と淡路ツアー(3)

渡舟食堂で昼食です。

朝の調理が終わり、お昼前のこの時間が、

一番料理が充実した時間帯です。

お目当ては、もちろん、魚料理で、

中でも、おろしたてのお刺身です。

お刺身は、肝のついたハゲの刺身のようです。

自家製のコロッケもありました。

ドイツ帰りのU君のお父さんとお母さんは、

こんな料理が食べたかったと、大満足です。

ドイツのボンには、魚の文化が無くて、

魚料理はほとんどありません。

タコの天ぷら、メバルの煮付け、

鯛の子の煮物、みんな涙が出るほど美味しい味です。

美味しい美味しいといって、

いたずらに食べていると、困るのは肥満です。

なんとかスポーツをして、

食べた料理のカロリーを消耗したい気持ちでいっぱいです。

ハゲの魚一匹が、まるごと入った味噌汁は100円です。

これはとても美味しくてお得です。

U君のパパは、しらす丼を頂いています。

食べてみれば大したことはないのですが、

やはり一度は食べてみないと、

どうしてこんなにしらす丼の人気が良いのか、語れません。

昼食の後は、U君のリクエストで、

蟹カゴの様子を見に、途中経過を見るために、

一度引き上げています。さっき入れたばかりなので、

入ってるはずはないのですが、

そこは幼児で、入れたらすぐに引き揚げたいのです。

そろそろ陽が沈みかける夕方です。日中は暖かくても、

夕方になると、気温は急に下がってきます。

神戸に帰る前に、夢舞台に行ってみます。

夢舞台では、草原に牛が放牧されていて、

U君が馴染んだヨーロッパの田園光景に似ています。

花舞台の主役は、秋はコスモスです。

あちらこちらの花壇に、色とりどりのコスモスが植えられています。

コスモスの花壇をめがけて、

U君はなだらかな坂を、上ったり下ったりして大喜びです。

二輪のコスモスを摘んで、

「一つはママにあげる、もう一つは、じいじから、ばぁばにあげてね」と、

私に一輪くれました。

最近はやりの、お見合いパーティの仕上げの告白タイムのように、

U君と松葉博雄は、コスモスの花を持って、

花を受け取ってもらいに持って行きました。

ここでポーズです。カメラを構えると、

U君は、ウルトラマンの真似にはまっています。

秋の日の夕暮れに、気温は少しずつ下がってきて、

少しずつ肌寒さを感じます。

この肌寒い感じを、温めてくれるのが、U君のアクションです。

展望台に上ってみると、

花を使って大きなキャンパスに絵を描いたような、

花模様がありました。ウサギさんの絵です。

向こうの方の播磨灘に沈む夕日です。

何となく、もの悲しく感じる秋の夕暮れです。

三夕の歌があります。

見渡せば 花ももみじも なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ 藤原定家

さびしさは その色としも なかりけり まき立つ山の 秋の夕暮れ 寂連法師

心なき 身にもあわれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ 西行法師

こんな、三夕の歌が、頭をよぎるような、秋の夕暮れです。

2013年10月31日(木)