鳥取県智頭町 智頭宿では、割烹旅館 林新館で、お昼のおまかせ昼食です。

鳥取県智頭町 智頭宿では、割烹旅館 林新館で、お昼のおまかせ昼食です。智頭宿で、にわか雨と、デジタルカメラの電池切れで、散策は急遽取りやめです。 鳥取県智頭町日帰りツアー(4)

智頭宿を探し求めて、

何とか「割烹旅館 林 新館」へ着きました。

昭和10年創業で76年の歴史があります。

現在は平成9年に完成した建物で、

智頭杉を用いた数寄屋造りとなっています。

宿場町に来たのだから、

宿場のご飯を食べたいなぁと、

出来たら千代川の鮎を食べたいなぁと、

願いを込めて、割烹旅館 林のお店に入りました。

看板の林の左隣にある図形は、

サンショウウオなのか、ナマズなのか、

魚のようですが、最初見たときは、

文字に見えて、この文字は何と読んだらいいのか、

しばし迷ってしまいました。

玄関のたたきには、

蓮が鉢に植えられています。

お店の扉を開けて、

「ごめん下さい」と声をかけ、

出てきたご主人に、

お食事をお願いしたところ、

あいにく、これから貸切の予約があるので、

と、断られました。

そこで、引き下がったら、

ここでお昼ご飯は食べられません。

観光案内所で聞いてきたとか、

神戸からわざわざやってきたとか、

強く押してみました。

そうすると、座敷でなければ、

お昼の用意をしましょうと、

譲歩してくれました。

割烹旅館の入り口とは違う、

芳隆庵の入り口から入るように、案内されました。

お昼には、メニューは無いので、

おまかせになりますが、いいですか?と、

念を押され、結構ですと答えると、

お昼のおまかせコースが成立です。

最初に出たのは、かぼちゃのスープで、

昆布だしです。魚の南蛮酢は、

ハタハタを使っています。

鳥取でハタハタが獲れるそうです。

ハタハタといえば、秋田の県魚ですが、

鳥取から秋田へ送ることもあるそうです。

お刺身は、アオリイカと、アカニシです。

何と、ノドクロが出るそうです。

これは、予想外の豪華な

お昼のおまかせになりました。

お肉も付くそうです。

沖縄の三枚肉に似たような、

柔らかく煮込んだ智頭の牛の、

脛肉を使った、煮込みでした。

この後、野菜のてんぷらです。

これから来られる予約客の準備をしながら、

こちらの席に、料理を配膳し、

また調理場に戻っては、

予約客の料理を作る、忙しそうな様子でした。

智頭宿について、少し話を聞きました。

昔の大名行列が、地元から江戸まで、

大人数で行列を組んでいけば、

途方もないほど旅費がかかります。

そこで、大名の勘定係が考えた手は、

地元から智頭宿に入るときだけ供揃えを増やし、

出ていくときはまた人数を減らし、

実質は20名位で道中を進んでいたそうです。

なるほど、それなら分かります。

宿場にも口入屋があり、

供揃えを臨時に用意して、

だれも見ていないときは、

人員削減をして、

ギリギリの揃いで行列を作っていたようです。

割烹旅館 林のお昼のおまかせ料理は、

大変満足でした。

お値段も、1人前2500円程度でした。

お庭には、ここでも水が流れていて、

小さな池があり、中を覗くと水草があり、

金魚のような魚が泳いでいます。

ここで鮎を頂きたかったのですが、

鮎は8月で終わってしまっています。

旅館なので、宿泊も受け付けています。

冬になると、日本海のカニを料理してくれるそうです。

機会があれば来てみたいです。

これから智頭宿の散策をするつもりでしたが、

思わぬアクシデントがありました。

1つはにわか雨です。

しかも、かなり強い雨です。

もう1つは、デジタルカメラの電池切れです。

この2つの理由で、散策は取りやめです。

駐車場のおじさんから

焼き鯖寿司を買って、神戸に戻ります。

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2013年9月12日(木)