ドイツから一時帰国のU君は、日本ではドイツ語を使いません。

ドイツから一時帰国のU君は、食べるもの、遊ぶこと、しゃべること、好きなこと、みんな日本風になっています。 孫達とのお盆休み(1)

ドイツからU君とお母さんが、一時帰国しています。ドイツに住んでいると、和食が恋しくなるそうです。ドイツでは、お肉と言えば分厚いお肉で、魚と言えば刺身にならないような冷凍のお魚です。

そこで、松葉博雄は奥さんと協力して、U君のお母さんに、和食を用意しました。特に食べたかった和食のリクエストは、お肉の甘辛炊き、ナメコと豆腐のお味噌汁、柴漬け、ナスときゅうりのぬか漬けです。

お母さんの味として、夏野菜の炊き合わせもあります。

U君は、ドイツでは保育園の先生との会話や、友達との会話は、ドイツ語だそうですが、帰国するとまるでテレビのスイッチが入れ替わったように、全くドイツ語を話そうとしません。

どんな会話をしているのか、友達とドイツ語で話すところを、ちょっとでもいいから再現して欲しいのですが、恥ずかしいのか、シャイなのか、ドイツ語を聞かせてくれません。

U君も和食が大好きです。納豆も好きです。

U君とリッキー君のために、松葉博雄は、砂場を作りました。幼児が砂場で遊ぶのは、脳の発達にも、友達との社交上でも、とっても良いそうです。

海に泳ぐ魚にも、興味を示しています。周りの動物が好きです。

砂遊びのお相手をすることになりました。お団子を作るとか、砂で形のある物を作ろうとすると、乾いたサラサラの砂では、形が出来ません。

サラサラの砂の場合は、プラスチックの容器に、スコップで砂を入れて、何かを計るような遊びになります。

たとえば、砂糖を計るとか、米粒を計るとか、小麦粉を計るような遊びです。

男の子も、女の子も、砂遊びを始めると、ままごとに移っていきます。お父さんとかお母さんがしていることを真似て、自分で役割を作っていきます。独り言の話を聞いていると、まるでオウムが、飼い主の真似をしているように、U君もおうちでお父さんとお母さんがしている真似を始めています。

3歳から4歳になる頃には、脳の発達がどんどん顕著になってきます。この頃脳が正しく発達しなければ、だんだん成人していくにつれて、問題が起きてきそうです。これが世に言う「雀百まで踊り忘れず」です。もう一つの諺に、「三つ子の魂百まで」です。

性格も少しずつ、はっきりしてきます。好き嫌いもはっきりしてきます。U君は音楽が好きです。U君は、動物が好きです。聞き分けも少しずつ、分かってきています。短い一時帰国の間に、日本文化の良さを教えてあげたいものです。

2013年8月12日(月)