博士論文の研究テーマは、この研究をしなければ、生きてはいけない、死にきれないと思うほどの研究テーマを持つべきだそうです。

博士論文の研究テーマは、なぜ博士課程に進学したのか、何の研究をしたかったのか、この創学の理念です。

博士課程に進学した時、こんな研究をしようと思ったことが、創学の理念です。

大阪市立大学大学院の博士ゼミです。いつものように図書室で新刊書をチェックします。

2013年度版の大阪市立大学大学院 創造都市研究科 博士後期課程の募集要項がありました。これをみて、私も大学院に行こうかな、博士課程に行きたいわと応募者が応募してくる事になります。

5月23日に、株価大暴落がありましたが、その後もアベノミクスに対する、記事が絶えません。特に、株式については、強弱が分かれ、これから本格的な株価上昇が始まるという記事もあります。

ゼロから始めて1億円儲けると、初心者を煽っています。そんなに初心者が株で儲かる訳がありません。1億円なんて、宝くじなみの確率です。それでも、ページをめくってみれば、いいことを書いていました。

①儲けたけりゃ入門書は読むな!

②儲けたけりゃ優良銘柄は買うな!

③儲けたけりゃ急騰株を追いかけるな!

④儲けたけりゃそろそろ売ってしまえ!

⑤儲けたけりゃ有名企業の株は買うな!

⑥儲けたけりゃ自分の投資法を決めろ!

なるほどなぁと考えながら、部屋を移ります。博士ゼミが始まる部屋は、まだ誰も来ていません。日が長くなり、7時を過ぎても、窓明かりが部屋の中に差し込んでいます。向こうに見えるのは、JR大阪駅です。

明かりをつけて、ゼミが始まる間、手元の資料を見ながら、皆さんが集まるのを待っています。

今日の報告・発表者は、今年1年目の新しい博士課程入学者の2名です。入学から3ヶ月経過して、少し慣れてくると、発表内容も充実してきます。

明石芳彦先生と、二人の准教授の先生が、主要な指摘と、アドバイスをすると、もう言うべき問題はあまりなくなってきます。

二人目の発表の場合は、三人の先生の意見より先に、何か質問は?と言われ、松葉博雄も歩んできた経験から、査読論文作成に向けて、リサーチクエッション、仮説、調査対象、検証方法などから、論文のまとめ方を尋ねました。

博士論文をテーマに、発表する方もいますが、博士論文をかくためには、まずは外部評価として、研究学会への査読付投稿論文の採用が前提条件です。従って、査読論文を一本ずつ、確実に採択してもらうように、進めていく方がゴールに近づきます。

何人もの先生から、異なる視点から意見が出て、あれも直そう、これも直さないとと、思っていると、迷路に陥ってしまいます。

結局の所、何を言いたいのか、何を書きたいのか、しっかりとした所信が大切です。今日の講評で、なるほどなぁと思ったのは、小沢貴文先生の論文テーマについての意見です。

「この研究を成し遂げなければ、生きてはいけない、死にきれないと思うほど、重要なテーマにすべきである」という言葉です。

2013年7月1日(月)