専門家の仕事は、手際が良いのに驚きます。

専門家の仕事の事を、プロの仕事と言います。プロの仕事であれよあれよと言う間に、家は壊され、更地になりました。 とある建て替え工事(2)

家の形が消えて、家の形を作っていた木材はトラックで搬出され、後に残ったのは、スクラップとして取り引きされる鉄筋です。

什器を操作する操作技術を見ていると、実に多種多様の動きをしています。

ショベルカーといえば、掘るだけと思っていたら、先端のアタッチメントを変える事によって多様な働きが出来るようになっています。

まるで人の手先が動いているように、ショベルカーのオペレーターは、細かい動きまで操作しています。

待ち受けているトラックに上手に廃材を積み込むのも、ショベルカーの仕事です。

今まであったお家が一軒なくなっただけで、周りの景色がすっかり変わりました。現場に近づいてみると、まだ残っているのは、コンクリートの塊や土石類です。

土石類も一つ一つ丁寧に、ショベルカーが掴んでトラックに移し、反復運動が終わると、すっきりとした更地になってきました。

更地にして、表面をならして、押し固めるのも、ショベルカーの仕事です。

スクラップや、工事の機材を隅の方に集めると、ショベルカーは、土地を平らにする仕事をしています。

隅の方に固めていたスクラップや工事の機材は、片付けられて、四角形の土地は、まるでこれから農地に変わるように、綺麗に整地されていました。

これだけの広さで家庭菜園をすれば、一年中暇がないくらい、沢山の野菜や果物が栽培できそうです。

しかし、市街地の真ん中で家庭菜園をするわけでもなく、更地になったこの土地は、この後どのような土地利用をされるのでしょうか?

一隅を照らすという言葉がありますが、家が建っていた土地が、空き地になると、近隣がすっかり明るくなりました。

2012年11月