西表島 大原港からパナリ島(新城島)へ 遊覧船の船底がグラスボードになっています

西表島からパナリ島への観光船は、船底がグラスボードになっています。西表島ツアー沖縄訪問記(6)

西表島からパナリ島へ

日が当たる浅い海底には、

色鮮やかな珊瑚礁のお花畑が広がっています。

西表島に来たからには、

離島のパナリ島(新城島)観光に行きます。

新城島(あらぐすくじま)は、

沖縄県八重山郡竹富にある島で、

上地島(かみぢじま)及び

下地島(しもぢじま)の2つ島で出来ています。

離れた2つの島からなることから、

現地の方言で「離れ」を意味する

パナリ または パナリ島 とも呼ばれているそうです。

全島が西表石垣国立公園に含まれています。

奥さんと一緒に、

西表の仲間港(大原港)から出発です。

観光船の船の底は、

船から海中が見えるように、

グラスボートになっています。

遊びの船旅は楽しいものです。

どうしても行かなければならない

用事がある船旅と違って、

遊びの船旅は、悪い天候の場合は、

乗らなくてもいいのです。

観光船の船長さんがいました。

女性の船長さんです。

声をかけてみると、神戸の事をご存じです。

それもそのはず、

神戸の商船大学の出身です。

神戸商船大学を卒業して、

仕事先を探して、

西表島まで来たそうです。

この観光船は季節性が強く、

夏場は大繁盛でも、

シーズンオフとなると、

燃料費も出ないほど、

お客さんが少ないそうです。

船底に入ってみます。

パナリ島が近づくにつれて、

色とりどりの珊瑚が見えてきます。

船から見る珊瑚礁は、

シュノーケリングでみる珊瑚礁と、

やや違いがあります。

観光船は、珊瑚を傷つけないように、

船が珊瑚で傷つけられないように、

ある程度の距離を保って運航されています。

シュノーケリングの場合は、

珊瑚の直ぐ側まで接近します。

船のエンジン音に恐れて隠れているのか、

魚の姿が見あたりません。

第二次世界大戦直後の

沖縄の海を知ってる人に聞いた話では、

テーブル珊瑚は、

本島の海岸線に沿って、

どこの浜辺でも、

漁港の直ぐ側でも見られたそうです。

観光みやげにするため、

海からテーブル珊瑚を折りとって、

陸上で干して、ペンキで珊瑚を着色し、

道ばたに並べて、

アメリカ軍の軍人さんに売っていたそうです。

それが、テーブル珊瑚を見ようとすれば、

かなり離島まで来なければ見れなくなりました。

今日のパナリ島に行く船は、

観光客が少なく、

ガラガラの状態でした。

パナリ島上陸のプランにはなっていません。

周辺を航行して、

また仲間港に帰ります。

夏場なら、ここで

シュノーケリングのコースもあります。

帰り船は、全速力で港を目指します。

デッキにいると、風を切って進む船足が、

ジェットスキーに乗ってるような

爽快な気持ちになります。

あっという間のパナリ島観光は終わって、

次は仲間川観光です。

所要時間およそ70分です。

船はマングローブの巨大な群落の中を左右に見て、

ゆっくり進みます。

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2002年2月日()

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