お昼のランチで1200円は高いですか?

では、1000円のランチに200円のコーヒーとデザートではいかがですか? イカナゴを求めて淡路島(2)

淡路島で新しいお店を探します。行ってきた新しいお店は、ロハスカフェ ナチュラルキッチンです。

高速東浦インターの近くです。これまで国道28号線を走っている度に、通っていた店です。入るのは初めてです。行ってみようと思ったのは、やはりガイドブックの力です。

一般住宅を改築したカフェのようです。入り口で靴を脱いで、スリッパに履き替えます。この時点で、余所のお家に来たような気がします。

玄関で靴を履き替えると、すぐに厨房というか、台所が見えます。台所に向かってカウンターも造られています。

ロハスカフェでは、地元で採れた食材30品目以上を使い、多くの人の食生活に不足している“野菜”をふんだんに取り入れたメニュー作りをしています。

ガイドブックで紹介されているのは、お昼のランチが1000円で、30品目の野菜がとれるメニューです。

ワンプレートに沢山の品目の食材を使った料理が乗せられています。

にんじん、大根、かぼちゃの煮物 そぼろあんかけなど、自分で作ろうと思えば、大変な品数です。

ご飯は、白米か、玄米か、いずれかを選ぶ事が出来ます。おかわり自由です。

ハンバーグと唐揚げ 野菜サラダ添えなど、多品目で、ボリュームも小さいので、あれこれ食べても大丈夫です。

菜っ葉の白和えなどの普段残しそうなものを、最後に残して食べていると、もうそろそろお腹もいっぱいになってきました。

何年ぶりかに食べる玄米です。玄米ってこんなに固かったかなぁ?と、改めて考えます。

お味噌汁は、お客様の層に合わせて、薄味で、塩分が気になりませんでした。

大きなお皿に、ちょこちょこっと盛られた野菜中心のお料理は、最初見た時に、これで大丈夫かなぁ?と、ひ弱な学生を面接する時のような感じでしたが、食べてみると、もう十分なボリュームでした。

ここから喜ぶのは奥さんです。200円の追加で、コーヒーとケーキのセットが付いてきます。

そのオプションは、いかにも女性が喜びそうなオプションでした。

フルーツはバナナ、メロン、苺、オレンジと盛りだくさんです。さらに、プリン、ロールケーキなどがコーヒーと一緒に頂けるんです。

松葉博雄は注文しません。見るだけです。

確かに200円の追加でこれだけの内容だと、追加しないほうが不思議なくらい魅力的なオプションでした。

これも、ベースに1000円のランチがあるから、200円の追加でデザートが頂けるのです。

これを、1200円でデザート付のランチにすると、ちょっと高いなぁと敬遠するかもしれません。これこそ、マーケティング手法です。最初に美味しいところを見せておいて、後から、更に魅力的なオプションを提示する事で、全体が更に魅力的になっていきます。

今日のロハスカフェに来ていたお客様は、ほとんどの方が、1000円のランチと、200円の追加デザートを頼む人ばかりでした。

全部を一つのパッケージにするか、分けてオプションにするか、なかなか戦略的なマーケティングを感じました。

ロハスカフェ
〒656-2311
兵庫県淡路市久留麻12-3
(スーパーマルナカから南へ150m国道沿い) 
TEL:0799-70-6606

2013年2月28日(木)