べにや旅館はあわら市の国登録有形文化財の老舗旅館です。

べにや旅館の焼失は残念な気持ちです。火事お見舞い申し上げます。 

芦原温泉 べにや旅館で献上カニをいただいた思い出です。

べにや旅館はあわら市の国登録有形文化財の老舗旅館です。

べにや旅館の焼失は残念な気持ちです。

火事お見舞い申し上げます。 

べにや旅館で献上カニをいただいたことを、思い出しています。

あわら市の国登録有形文化財の老舗旅館 べにやに、献上カニを求めて

 

今日の男の児3人は、ドイツ帰りのU君、U君をアニキと慕うリッキー君、

そして背番号3のヨウタ君です。

3人はこれから、大阪駅発のサンダーバードに乗って、

芦原温泉に向かいます。

まずは各自の手持ちのおもちゃをそれぞれが披露し合って、

オレのおもちゃだ!と、自慢し合っています。

サンダーバードに揺られて着いたところが、

北陸のあわら温泉駅です。

石原裕次郎が愛したという あわら温泉べにや

石原裕次郎が愛したというあわら温泉のべにやに向います。

べにやといえば、

紅屋の娘という曲があります。

作詞は野口雨情、作曲は中山晋平です。

1. 紅屋(べにや)で娘(むすめ)の 言うことにゃ
サノ 言うことにゃ
春(はる)のお月さま 薄曇り(うすぐも)り
トサイサイ うす曇り

2. お顔(かお)に薄紅(うすべに) つけたとさ
サノ つけたとさ
私(わたし)も薄紅 つけよかな
トサイサイ つけよかな

3.今宵(こよい)もお月さま 空(そら)の上
サノ 空の上
一(ひと)はけサラリと 染(そ)めたとき
トサイサイ 染めたとき

4.  私も一はけ 染めるから
サノ 染めるから 
袂(たもと)の薄紅 くださいな
トサイサイ くださいな

こんな色っぽい歌を連想するような状況ではありません。

 

主賓はわんぱく坊や3人組

なにしろ、腕白3人男子が、

べにやのお座敷に上がるのですから、

壊れ物がでないように、

お座敷の割れ物を別に安全な場所に移動させておきます。

お座敷からは、べにやの自慢の日本庭園が窓越しに見えます。

今年は寒いので、きっと雪が積もっていると思っていたら

、雪景色はありませんでした。

広い和室で

広いお座敷には、テーブルが2つ寄せられて、

6席が用意されています。

高級旅館なので、まずは仲居頭さんがご挨拶に登場です。

 

献上蟹とは皇室に献上されるという極上の蟹

べにやの冬のお料理といえば、献上蟹です。

皇室に献上されるという極上の蟹です。

この献上蟹には、一匹一匹、

捕獲した場所を示すタグが付けられています。

 

仲居さんのサービス

仲居さんは、お料理を食べやすいように、

お皿を並べてくれます。

ビールやお酒が欲しい人には、用意してくれます。

仲居さんがいて助かるのは、蟹の料理を食べやすいように、

身を取り出してくれる事です。

蟹が嫌いな人は少ないのですが、

中には蟹の液で手が痒くなる人がいます。

こんな時にも、仲居さんなら、食べやすいように身をとりだして、

蟹の液が手につかないように、配慮してくれます。

男の児3人組は、しばし蟹を食べる間は、言葉も少なく、

活動もとまり、仲居さんの案内に耳を傾け、

良い子になっています。

仲居さんからしてみれば、これまでのキャリアであれば、

このくらいの腕白3人組を大人しくさせるなんて、

お茶の子さいさいです。

 

絶品 蟹のお刺身

花が咲いたように身の開く蟹のお刺身は活きが良くて、

蟹の身の繊維が一つ一つ勢いよく開いたようです。

 

芦原温泉ベニや旅館の女将の心得は、

あわら市の老舗旅館 ベニやの女将の心得は、

1.時間を無駄にせず、

2.明るい笑顔と心配り、

3.自分で考え臨機応変に対応です。

旅館の女将の心得
旅館の女将の心得は、
1. もう一度来て頂けるようにするにはどうしたら良いのか、
2. 他のお客様をご紹介して頂けるには、どうしたら良いのか。

この2つを考える事です。
芦原温泉べにやの仲居さんのサービスは続きます。

日本旅館の女将さんのサービスは、

サービスマーケティングの研究領域
何しろ日本旅館の女将さんのサービスは、
サービスマーケティングの中で一つの研究領域となっているほど、
深いサービスを築いています。

リッツカールトンホテルがベンチマーキングする

女将のサービス

サービスで有名なホテルは、リッツカールトンですが、
このリッツカールトンホテルも、
日本の女将さんのきめ細かいサービスを
科学的に再現しようとしています。

その方法は、個人の行動をコンピューターで再現させる方法です。
例えば、同じお客様が何回か宿泊した場合、
そのお客様の行動は、次の宿泊に活かすように、
顧客データーベースに入力されます。

好きな新聞は何新聞で、朝の食事は何時頃か、
何が好きなメニューかなど
、データベースに入力しておけば、4回目の宿泊ぐらいからは、
枕の位置まで、
前に利用した時の状況が再現される事になります。

お座敷で持って来た電車や車を走らせて
男の児3人組は、蟹をたべるのももどかしく、
早くもお座敷で持って来た電車や車を走らせたがって、
むずむずしています。

献上蟹の松葉蟹を食べやすくする気配り

献上蟹のタグを付けた松葉蟹は、
次々に仲居さんの手によって、
食べやすいようにカットされていきます。

蟹の甲羅に、あずきのような丸い点が付いた蟹がいます。
これは蟹に付いた寄生虫という事ですが
、この玉のような点が沢山あるほうが、
身が多いと言われています。

男の子3人組は、自分で自分の電車や車を手で押して、
自分の思う方向に走らせています。

壊れそうな物は予め脇によけているので、
わんぱく3人が騒いでも大丈夫です。
問題は、子ども達がやりたがる、
障子の紙を指で押して破る遊びです。
これを誰か一人がやり始めると、
べにやの障子は、忽ち穴だらけになります。

畳の座敷で、電車や車を走らせた後は、
音の出る絵本を出して、好きな曲を聴きます。

皆お馴染みの、犬のおまわりさん、げんこつ山の狸さん、
どんぐりころころ、ありさんのおつかいなどです。

男の子3人の中で、最年少はリッキーくんです。
順序は、3歳、2.5歳、2歳です。
この時代の1歳違いは大きいのです。

50になれば、50歳でも51歳でも、
することはあまり変わりません。
知識もあまり変わりません。
でも、2歳と2.5歳では随分違います。
2歳のリッキー君は、先輩2人に追いつこうと、
カラオケマイクを握って頑張ってみたものの、
先輩のようには歌えません。

締めの料理は

お料理の終わりはご飯ですが、蟹の姿飯です。
桝に入って、蒸し寿司のようになっています。

お陰様で、べにやの座敷は、床の間の掛け軸も無事でした。
障子の和紙も無事でした。

ふすまの絵にも、イタズラ書きは書き込まれませんでした。

座敷の畳も、醤油のシミはついていません。

何もかも壊れる事なく、汚される事なく、破られる事なく、

平穏に食事を終える事が出来ました。

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2013年1月24日(木)