市民サービスの品質向上に驚きました。区役所では、きめ細かい住民サービスをしていました。

市民サービスが向上すると、民間企業も、更にサービスの品質を高めなければなりません。孫のU君ドイツから一時帰国(1)

市民サービスが高まれば、営利企業である民間企業がキッズスペースを作ったり、絵本と遊具を用意するのは、サービスの品質評価から見れば当たり前です。もっともっと顧客サービスに努め、顧客満足を高めなければなりません。

明るい出来事です。U君が、U君のお母さんと一緒に、ドイツから一時帰国してきました。ドイツと日本では時差があります。夜と昼が逆転する時差です。

ドイツをお昼頃出国して、飛行機は夜を迎えないまま飛び続け、日本に着いた時も、まだお昼前です。

U君の時差ぼけが心配ですが、U君はフライト中ずっと起きていて、帰国してもまだ起きていて、夜になるとぐっすり寝たので、時差ボケはないようです。

U君は生まれつきの嗜好なのか、それともドイツに行って、ベートーベンが作曲活動をしていたボン市で暮らして、市民文化の影響を受けたのか、音楽がとっても好きです。

今U君は、ボン大学医学部の職員専用の保育園に通っています。保育園では、日本と違って、お昼寝の時には、皆お家から持って来たお人形を抱っこして、お昼寝をするそうです。

U君は、保育園で使っているお人形を日本にも持って帰ってきていて、お昼寝の時にはドイツの時と同じ様に、お人形を抱っこして寝ています。

神戸に戻ると遊具が少ないので、用意したのは、音楽が鳴るアンパンマンのキーボードです。マイクも付いていて、マイクを通して音響が聞こえます。

保育園ではドイツの先生が、ドイツの幼児が歌う童謡を教えてくれているので、U君もドイツ語で歌っているようです。

聞かせて聞かせてと、ドイツ語で歌うU君の歌声を聞きたいのですが、まだドイツ語では歌ってくれません。

神戸のお家にある遊具やぬいぐるみを相手に遊んでいますが、きっとこれではすぐに飽きて、もっとおもちゃが欲しいと言うと思います。

なぜなら、一緒に遊ぶ保育園の友達がいないから、遊びの底が浅いのです。

U君のママはその内、日本での生活に戻すため、いろいろと準備が必要です。まず区役所に行って手続きの相談です。

最近行く事の無かった区役所について行ってみると、公共サービスの質が上がった事に驚きます。昔の区役所なら、お昼12時になれば窓口は閉まっていましたが、今では交代で開けています。

カウンターの外にも案内係の男性がいて、区役所での手続きで、どの用件を進めるには、どの用紙を使って、どの窓口に行けばいいのか、親切に案内してくれます。

まるで、ホテルのコンシェルジュのような役目です。

このコンシェルジュがいるといないとでは、区役所に来た住民の方が申請をするときの効率が違います。

区役所に来てみて反省したのは、民間のサービス企業は、サービスの品質を高める為に、サービスをよりきめ細かく進化させることです。あのお役所的であった区役所でさえ、

①子どもには絵本、おもちゃを用意しています。
②申請方法が分からない人には、カウンターを越えて、コンシェルジュを配置しています。
③近くが見えにくい方には、近くが見やすいように、近用メガネを用意しています。
④お昼の休憩時間に窓口を完全閉鎖していません。
⑤モニター画面で全体をウォッチしていて、困っていたら助けに来てくれます。

児童手当の申請もここで出来るので、事前相談をします。窓口をいくつも梯子しているので、お腹が空いてきて、せっかく窓口が開いているのに、お昼ご飯を食べる必要がでてきました。

区役所から見える景色は、六甲山と、高層ビルが青空の下で綺麗です。

2013年1月10日(木)